株式会社Mizkan(ミツカン)が、鍋つゆ売上No.1のブランド「〆鍋™」シリーズの全面リニューアルを発表しました。特に主力商品であるごま豆乳鍋つゆは、9年ぶりの大幅な刷新を予定しています。現在、「〆鍋」は“定番の鍋つゆ”として広く支持され、昨年までに12年連続で売上No.1を維持してきました。
このリニューアルに伴い、全10品の品質向上と新しいパッケージを導入します。具体的には、ごま豆乳鍋つゆ、キムチ鍋つゆ、焼あごだし鍋つゆ、寄せ鍋つゆといった主力商品のリニューアルに加え、地鶏塩ちゃんこ鍋つゆや地鶏昆布だし鍋つゆなどのパッケージも刷新されます。特に、リニューアルされるごま豆乳鍋つゆは、2005年に登場以来20周年を迎える注目商品です。
ごまの香りと豆乳のまろやかさを特長とするこの商品は、今後新たに「香りのすりごま」がブレンドされ、全体のすりごまの量が10%増加。これにより、鍋つゆの最後までおいしさを楽しめる設計とされています。また、パッケージデザインも一新され、「おいしさ、最後まで。」という新キャッチコピーが追加され、視覚的な訴求力も強化されます。黒の帯を外し、フレーバーカラーを前面に押し出すことで、各商品の個性が際立つ工夫がされています。
鍋つゆ市場は、昨今の食の簡便化ニーズの高まりにより、特にストレートタイプの製品が注目を浴びています。市場規模は2024年に約500億円に達する見込みで、消費者の選択肢も1,000商品以上に上がっています。このような環境の中で、ミツカンは定番品への回帰と信頼性の向上を目指し、今回のリニューアルを決定しました。
マーケティング企画部の田中友理氏は、リニューアルに際してお客様の声を重視し、手に取らなくなった方々へのインタビューも行ったと説明。お客様から「かすれた印象がある」との反響を受け、ブランドの新たな鮮度を感じさせることがリニューアルの主たる目的であると答えました。特に、長年愛されてきたごま豆乳鍋には慎重に調査と改良を行ったと語ります。
開発技術部の山中直人氏は、9年前から温めていたレシピがついに実現したことを喜び、質感と味わいの両方にこだわりを持って開発が進められたと説明。新発売の「〆鍋」は、これまでにない香りの豊かさを実現しているとのことです。
新しい「〆鍋」シリーズは、2025年6月から全国で発売が予定されており、消費者にこれまで以上の美味しさを届けることを目指しています。さらに、ユニークなパッケージはリサイクルPET樹脂を使用し、環境にも配慮しているとのことです。
ミツカンは企業理念「買う身になってまごころこめてよい品を」に基づき、これからもお客様に「おいしさと健康」を提供し続けることを約束しています。お鍋シーズンが楽しみになる新しい「〆鍋」の登場が待ちきれません。