ORIGAMIと別府の竹細工が作り出す新たなコーヒー体験
最高の一杯を求めるバリスタの願いから誕生した「ORIGAMI」ブランドが、竹細工の名産地、別府とのコラボレーションを果たしました。このプロジェクトは、伝統的な技術を用い、現代のコーヒーカルチャーと融合させることを目的としています。
バリスタの想いとブランドの理念
ORIGAMIは、「with Barista」をスローガンに掲げ、より良いコーヒー体験を追求するためにプロダクトを開発しています。今般、「with Makers Project」として新たに展開された製品は、別府の竹細工をテーマにしています。竹細工は、大分県別府市を中心に盛んな産業であり、手作業で編まれた美しい工芸品です。これにより、工芸品の技術とコーヒー文化の結びつきが新たな形で実現しました。
別府の竹細工とその歴史
別府竹細工は、マダケを主材料としており、編組技法により多様な形状が生み出されています。竹細工の歴史は古く、景行天皇の時代より伝わるとされており、江戸時代には日用品だけでなく、観光土産としても人気を博しました。今でもその技術は、経済産業省によって「伝統的工芸品」として認められ、厳しく受け継がれています。
新製品の詳細紹介
プロジェクトの一環として、2026年1月15日より販売が開始されるのは、竹製ドリッパーホルダー、ドリッパー、センサリーフレーバーカップの3種類です。特にドリッパーホルダーは、竹細工職人によって丁寧に編まれた「りんこ編み」を使用し、軽やかさと強度を兼ね備えています。これにより、光と影のコントラストが生まれ、竹の美しさが際立つ要素となっています。
ドリッパーは、従来の抽出性能を維持しながら、竹細工の風合いを取り入れた特別なデザインが施されています。また、センサリーフレーバーカップは、アロマを引き出すための形状にこだわり、飲む際に豊かな香りを楽しめる仕掛けが満載です。
開発の背景と思い
この新製品は、竹製ノルンからインスパイアを受けており、自然素材の持つ特徴を活かしています。特に、使用することによって経年変化する美しい色合いが楽しめることも魅力の一つです。新たに開発された限定カラーは、時の経過を感じさせる雰囲気を再現しています。
開発期間は約2年に及び、大分県別府市内の竹製品を手がける株式会社萬洋との協力を経て、理想のデザインが実現しました。職人技による独自の編み方が施されることで、唯一無二のコーヒー体験が生まれたのです。
これからのORIGAMI
ORIGAMIは、優れたデザインと機能を兼ね備えたコーヒーツールを提供し続けています。バリスタやロースター製品を通じて、国内外のコーヒー愛好家により良い体験を提供するため、今後もさらなる製品開発に挑戦し続けることでしょう。今回の竹細工コレクションは、その一環として日本の伝統工芸と現代のライフスタイルの融合を体現しているのです。
発売情報
新製品は、2026年1月15日からORIGAMI公式オンラインストアにて購入可能です。詳細については公式ウェブサイトをご確認ください。設計理念に基づいた美しいカップと道具を手に取り、新たなコーヒー体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。