歩きスマホ啓発
2014-12-26 10:05:23

大学生が提案!歩きスマホ防止のポジティブな啓発活動

大学生の視点から生まれた歩きスマホ防止CM



2014年12月22日、東京都国立市にある一橋大学のキャンパスで、歩きスマホ防止をテーマにしたユニークなCM動画が公開されました。このプロモーション「ドコモ・カシコモ前向キ美人化計画」は、東洋大学の広告研究会が提案したもので、大学生たちの熱意と創意工夫が生かされています。

企画のテーマは「下向き女子×前向き美人」。これは下を向いてスマートフォンを操作する女子を「下向き女子」、姿勢良く前を向いて歩く女子を「前向き美人」とし、視野を広げ、正しい姿勢を保つことの大切さを伝えるものです。CM動画内では、約15名の「下向き女子」と約15名の「前向き美人」を演じた女子大生が行進し、ぶつかったり転倒したりするパフォーマンスを通じて、歩きスマホがもたらす危険性を訴えます。

背景と目的



東京消防庁のデータによれば、歩きスマホによる事故は年々増加しており、特に20代のユーザーによる事故が目立っています。こうした現状を改善するため、通信大手のドコモは若者に向けた啓発活動を強化し、大学生を対象にしたアイデア競技会「アドフェス2014」をサポートしました。この大会には13大学から38チームが参加し、その中で東洋大学広告研究会が提案したプロジェクトが見事優勝。今回の動画は、そのプロジェクトの延長として制作されました。

フラッシュモブの実施



12月22日、実際に行われたフラッシュモブでは、約30名の女子学生が参加し、歩きスマホの危険性を演出しました。このパフォーマンスは周囲にいた学生たちの関心を引き、行動変容を促しました。また、終了後には学生たちに特製の啓発グッズ、下向き女子のお面が配布され、さらなる啓発活動に励む姿が印象的でした。ペースの速い現代社会の中で、まずは「下向き女子」から解放され、「前向き美人」へと変化するきっかけを作ることが目的です。

参加するための特設サイト



特設サイト「ドコモ・カシコモ前向キ美人化計画」ではさまざまなコンテンツが用意されています。公開されたCM動画を視聴できるほか、簡単な質問に答えることで自分がどのタイプの「下向き女子」かを診断できるゲームや、参加者が正しい姿勢を学ぶためのイベント「星みるナイトヨガ」の案内もあります。これはただの啓発にとどまらず、楽しみながら周囲の意識を変えるための新しいアプローチと言えるでしょう。

今後の展開



「ドコモ・カシコモ前向キ美人化計画」はすでにスタートしたばかりです。今後もこの活動を通じて、若年層へのマナー啓発が広がることが期待されています。学生たちの新鮮な発想と実行力が、社会に変化をもたらすことを願っています。歩きスマホという日常の行動が、ただの習慣ではなく、意識的に改善されるように、多くの人々がこのキャンペーンに参加し、その効果を実感することを望みます。

会社情報

会社名
株式会社NTTドコモ
住所
東京都千代田区永田町2丁目11番1号山王パークタワー
電話番号
03-5156-1111

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