歯周病学会で賞受賞
2024-10-09 00:35:07

第67回秋季日本歯周病学会での歯周組織再生医学賞受賞者が発表されました

2024年10月4日、北海道大学の菅谷勉教授が大会長を務める第67回秋季日本歯周病学会学術大会にて、「歯周組織再生医学賞(KAKEN Award)」の受賞者が発表されました。この賞は、科研製薬株式会社の支援のもと、歯周組織再生において優れた研究成果をあげた研究者を表彰することを目的としています。 今年の大会では、特に注目される受賞者が誕生しました。最初に設けられた2つの賞、すなわち「歯周組織再生医学優秀論文賞」と「歯周組織再生医学優秀発表賞」が初めて授与され、その価値が広く認識されています。 受賞者の一人、広島大学歯学部の森本慎先生は、彼の研究論文『A Cartilaginous Construct with Bone Collar Exerts Bone‑Regenerative Property Via Rapid Endochondral Ossification』が評価されました。この論文は、幹細胞研究などの新しい治療法を探求しており、注目すべき成果を上げています。さらに、東京科学大学の松浦孝典先生も優秀論文賞を受賞し、彼の研究『Assessment of bone defect morphology for the adjunctive use of bone grafting combined with enamel matrix derivative: A 3-year cohort study』は、骨欠損の形態評価に関する実証研究で重要な示唆を与えています。 一方、優秀発表賞では、九州大学の信太実有先生と日本大学松戸歯学部の中山洋平先生が受賞しました。信太先生は『アメロジェニンが他家皮膚モデルマウスの拒絶反応に及ぼす影響』というテーマで研究を発表し、一方、中山先生は『エムドゲイン®ゲルおよびリグロス®による歯周組織再生療法における術後1週間の創傷治癒比較』を題材に、科研研究の重要性を示しました。 表彰式では、特定非営利活動法人 日本歯周病学会の理事長である沼部幸博先生が受賞者に賞状を授与し、その後、科研製薬の取締役研究開発本部長、綿貫充氏が副賞としてKAKEN Awardの盾またはトロフィーと共に賞金を手渡しました。 科研製薬は、2017年から日本歯周病学会の賛助会員として、歯科医療従事者へのセミナー開催や歯周外科医の育成支援に貢献しています。今後も、歯周病の予防や治療の分野でのさらなる発展を目指し、質の高い医薬品や医療機器の創出、販売、啓発活動に取り組んでいく方針です。 日本歯周病学会は1957年に設立され、現在では12,598名以上の会員を擁する学術団体として、診断や治療の基本となる指針や教科書の作成に尽力しています。今回の表彰も、学会のさらなる活動につながる重要な一歩となりました。


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科研製薬株式会社
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東京都文京区本駒込2-28-8 
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