ウィズダイバーシティの意義
2024-09-10 12:08:06

岡山県で初の障害者雇用モデル、ウィズダイバーシティが新たな一歩を踏み出す

岡山県で障害者雇用の新たなモデルが誕生



2023年8月28日、岡山市で行われた記者会見で、蜂谷工業株式会社が「ウィズダイバーシティ」に加盟したことが発表されました。この取り組みは中四国の企業では初めての事例であり、障害福祉団体を除く中小企業が参加する新たな雇用のモデルを示しています。

参加の背景



蜂谷工業は、岡山県に根ざした総合建設業であり、地域社会の発展に長年貢献してきました。しかし、建設業務の特性から障害者雇用には多くの課題があり、特に危険を伴う屋外作業が多いため、雇用に踏み出すのが困難でした。そんな中、株式会社ありがとうファームの木庭康輔社長の推薦を受け、ウィズダイバーシティの仕組みを知った蜂谷社長は、参加を決意したのです。

ウィズダイバーシティとは?



ウィズダイバーシティは、障害者雇用を推進するためのプラットフォームであり、企業間で協力して雇用を増やすことを目的としています。事業者の障害者雇用に対する課題を共有し、社外の福祉団体と連携することで、より多くの障害者雇用の機会を創出することが期待されます。法定雇用率達成のための具体的な行動が求められる中、ウィズダイバーシティの仕組みを活用することで、雇用率の向上が見込まれます。

岡山県の現状



岡山県における障害者雇用の現状は厳しいものがあります。全国平均を上回る法定雇用率達成率を保持しているものの、中四国での伸び率は最下位となっており、建設業や情報通信業においての雇用率未達成が顕著です。これらは地域の企業が抱える大きな課題となっています。

地域の障害者雇用拡大に向けて



記者会見には、地域の行政関係者や障害者雇用の課題を抱える多くの事業者が参加し、ウィズダイバーシティへの期待が寄せられました。福寿満希氏は、参加企業が積極的に連携することで、障害者雇用の拡大につながることを強調しました。事業者は60以上のサービス項目から選び、働きやすい環境を整えていける体制を取っています。

今後の展望



今後、蜂谷工業では「建設現場アート」や「レンタルアート」を通じて、地域の障害者雇用をより広めていく意向があります。第三者の力を借りながら社内の理解が深まることで、最終的には自社雇用の実現も目指しています。

まとめ



ウィズダイバーシティに加盟したことで、蜂谷工業が地域社会において果たすべき責任がさらに増していくことでしょう。障害者雇用の課題解決を図りながら、自社のスキルアップや社会貢献に繋げていく姿勢が、多くの企業への模範となることが期待されます。これからもウィズダイバーシティの取り組みから目が離せません。


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会社情報

会社名
ウィズダイバーシティ有限責任事業組合
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-15ベルズ原宿ビル3F
電話番号
03-6434-0607

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