出雲大社と秦野駅のつながり
2022-10-21 09:50:01
出雲大社相模分祠が秦野駅に副駅名看板を設置し地域貢献を目指す
出雲大社相模分祠と秦野駅の新たな絆
出雲大社相模分祠が、本日新たに秦野駅に副駅名看板を設置しました。この取り組みは、地域住民の皆さんにとって、出雲大社をより身近に感じてもらうことを目的としています。また、初詣や七五三、そしてさまざまな年中行事を通じて、地域の人々の生活に寄り添うことを目指しています。
出雲大社相模分祠の歴史
出雲大社相模分祠は、1888年に創建されました。当時、島根県にある出雲大社の第80代国造である千家尊福公の請願により、秦野市において神道文化の中心的存在を目指しました。秦野煙草の祖とも言われる草山貞胤翁が、関東地域に大国主大神の神徳を広めるために設立されました。現在に至るまで、結婚式場や御社殿の増築、植樹活動が続けられ、神社としての尊厳がさらに高まっています。
地域社会とのつながり
出雲大社相模分祠は、ただの宗教施設ではなく、地域文化の発信地点でもあります。特に相撲の神様として知られ、年始の初詣や節分には、伊勢ケ濱部屋が主催する行事が開催されてきました。現在は一時中止されていますが、これらの行事は地域の人々に愛され、神道文化を継承する大切な役割を果たしています。
「秦野名水」の魅力
出雲大社相模分祠が位置する秦野地域は、豊かな水源に恵まれたところです。秦野盆地は、神奈川県で唯一の盆地であり、天然の水が貯まる「水がめ」として知られています。中でも、境内の「ゆずりの水」は、平成27年に環境省が選定した名水百選に選ばれるなど、そのおいしさが評価されています。参拝者はこの水を汲みに訪れることも多く、地域の憩いの場となっています。
千年の杜プロジェクト
さらに、出雲大社相模分祠では、「千年の杜プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトは、次世代に受け継いでいく自然環境を守ることを目的としており、平成19年に始まりました。約1,700人の手によって12,000本の樹木が植えられ、地域を代表する森として育っています。シイ・タブ・カシ類などの照葉樹に加え、ヤマザクラやイロハモミジなどの日本原産の樹木も混植されています。今では市内各地において約8万本もの植林が行われ、地域一体となって里山の環境を整える活動が行われています。
地域の未来への貢献
出雲大社相模分祠は、地域の伝統や文化、自然環境を未来へとつなげる重要な役割を担っています。新たに設置された秦野駅の副駅名看板は、その象徴として、地域住民と訪問者の双方に出雲大社の価値を再認識させるきっかけとなるでしょう。出雲大社相模分祠は、これからも地域の発展と神道文化の発信を続けていくことを誓います。
会社情報
- 会社名
-
宗教法人出雲大社相模分祠
- 住所
- 神奈川県秦野市平沢1221
- 電話番号
-
0463-81-1122