壁紙AI識別アプリ「かべぴた」がグッドデザイン賞を受賞
同志社大学理工学部の知的機構研究室と、コマツ株式会社が共同開発した壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この受賞に際し、特別展示会が東京ミッドタウンで開催され、壁紙AI識別技術が注目を集めています。
展示会の詳細
「かべぴた」の受賞を祝う展示会は、11月1日から5日までの期間、東京ミッドタウンで行われます。会場では、2024年度グッドデザイン賞を受賞した全作品が一堂に集まり、「かべぴた」の技術やデザインの魅力を直接体感できる貴重な機会となります。
「かべぴた」の開発背景
このAIアプリは、住宅用壁紙の品番特定を迅速かつ正確に行うことを目的としており、長年建築業界における作業の効率化を図っています。従来、壁紙の品番を特定するには多くの見本帳を使い、目視で確認する必要があり、時間を浪費する課題がありました。この問題に対処するため、コマツと同志社大学は連携し、「自動テクスチャ識別プログラム」を開発しました。
技術の革新と効果
「かべぴた」では、壁紙の色や形状、さらにはテクスチャの質感や凹凸を解析することができるAI技術を用いています。この技術により、従来数時間かかっていた作業が数秒で完了するようになり、非常に効率的です。2024年2月にリリースされるこのアプリは、今後他の建材や農業、医療分野でも応用される可能性を秘めています。
受賞の意義
2024年度グッドデザイン賞のテーマである「勇気と有機のあるデザイン」に基づき、コマツは建築業界の労働環境を改善するための強い願いを持ってこのプロジェクトに臨みました。受賞をもって、同志社大学の奥田教授や研究チーム、コマツのチームの連携が高く評価されています。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、日本のデザインの評価とプロモーション活動で、製品やサービス、建築などに対して贈られます。1957年に始まったこの賞は、優れたデザインのシンボルとして「Gマーク」を広く認識されています。
ぜひ展示会に足を運び、先進的な壁紙AI識別アプリ「かべぴた」の目の前でその魅力を体感してください。