アジアが直面する気候危機、そして「公正な移行」への願い
地球規模で深刻化する気候変動。その影響は、私たちの生活を脅かすレベルにまで達しています。2023年は記録上最も暑い年となり、日本でも猛暑や豪雨などの異常気象が頻繁に発生しています。
そんな中、世界では、気候変動対策として「化石燃料からの脱却」が叫ばれています。2022年12月に開催されたCOP28では、この目標達成に向けた具体的な取り組みが合意されました。しかし、脱炭素社会への移行には、新たな課題も存在します。長年、化石燃料産業に従事してきた労働者や地域社会への影響、そして社会的に marginalized されてきた人々の生活への配慮など、様々な問題点を考慮していく必要があります。
そこで注目されるのが「公正な移行 (Just Transition)」です。これは、脱炭素社会への移行過程において、誰もが取り残されることなく、持続可能な社会を実現するための概念です。
FoE Japanは、この「公正な移行」の実現に向けた議論を深めるため、アジア13カ国からゲストを招き、国際シンポジウムを開催します。
シンポジウムで語られる、アジア各国のリアル
本シンポジウムでは、アジア各国の気候変動運動の最前線で活躍する人々が登壇し、それぞれの地域における気候危機の実態を語ります。バングラデシュ、パプアニューギニア、インドネシアなど、様々な国から、具体的な事例や課題が紹介されます。
さらに、脱炭素社会に向けた取り組みや、その過程で発生する課題、そして「公正な移行」を実現するための具体的な方法などが議論されます。
日本の役割を考える、重要な機会
シンポジウムでは、アジア各国の状況を共有するとともに、日本が果たすべき役割についても考えを深めます。日本のGX戦略や、炭素市場の課題、そして、より良い未来を創造するための提言など、多岐にわたる議論が展開される予定です。
参加して、未来を共に考えよう
気候変動は、国境を越えた課題です。私たちは、一人ひとりが問題意識を持ち、持続可能な社会の実現に向けて行動していく必要があります。
本シンポジウムは、気候変動問題について深く理解し、未来への道を共に考えるための貴重な機会です。ぜひご参加ください。
イベント詳細
日時: 2024年7月20日(土)14:00〜17:30(13:30開場)
開催方法: 会場(法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎S406)、オンライン会議システムzoom併用
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参加費: 無料
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問い合わせ: FoE Japan(東京都板橋区)
TEL: 03-6909-5983 E-mail:
[email protected]