リニカルとScience 37の提携
2022-11-18 14:02:11

リニカルとScience 37が進める分散型臨床試験の新たな挑戦

リニカルとScience 37が進める分散型臨床試験の新たな挑戦



2022年11月17日、リニカルとサイエンス37が分散型臨床試験(DCT)の推進に向けたパートナーシップを結びました。この提携により、治験がよりアクセスしやすくなり、世界中の患者が参加できる可能性が広がります。

分散型臨床試験(DCT)とは


分散型臨床試験は、従来の試験方法に代わる新しいアプローチです。患者は、わざわざ医療機関に足を運ぶことなく、自宅で治験に参加できるため、より多くの人々が関与できるようになります。この仕組みは、特にがんや中枢神経系、感染症といった重要な疾患に焦点を当て、迅速かつ多数の患者のデータを集めることを可能にします。

提携の背景と目的


リニカルは、世界的なCRO(医薬品開発業務受託機関)として、さまざまな医療分野において専門性を持っています。一方、サイエンス37は、DCTのリーダーとしてバーチャル治験の可能性を追求してきました。今回の提携により、リニカルはサイエンス37の技術を活用し、治験の質を向上させることを目指しています。

サイエンス37のCEO、デイビッド・コーマン氏は、「私たちのミッションは、臨床開発を加速させ、患者と医療提供者にユニバーサルアクセスを提供することです。このパートナーシップにより、より多くの患者に新たな治療法を迅速に提供することが可能になります」と述べています。

さらに進化する治験の形


リニカルのCEO、ヴィタ・ラノーチ氏も同様の意見を表明し、「サイエンス37との協力を通じて、DCT試験の利点を世界中のクライアントに提供できることを大変嬉しく思います」と語っています。この提携により、両社は共通のビジョンを持って、患者の負担を軽減し、治療の進化を促進することが期待されています。

サイエンス37のMetasite


サイエンス37は、Metasiteという革新的なシステムを通じて、プロセスやテクノロジーを統合し、高品質なデータを提供しています。このシステムでは、医療と運用の経験を基に、登録過程を従来より21倍迅速化し、リテンション率は28%向上、被験者の多様性も3倍増加させる実績を誇ります。DCTは、これらの利点を生かし、患者の治験参加を容易にすることを目指しています。

最後に


リニカルとサイエンス37が手を組むことで、治験参加のバリアが取り除かれ、より多くの患者が新たな治療法にアクセス可能になることが期待されています。この取り組みが医薬品開発の未来をどのように変えるのか、注目が集まります。今後のDCTの発展に期待しましょう。

会社情報

会社名
株式会社リニカル
住所
大阪府大阪市淀川区宮原1‐6‐1新大阪ブリックビル
電話番号
06-6150-2478

関連リンク

サードペディア百科事典: リニカル DCT Science 37

Wiki3: リニカル DCT Science 37

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。