静岡高校生とのコラボで生まれた新たな名物、琥珀糖
2025年8月11日、「山の日」に静岡県の老舗メーカー、株式会社栗原商店が新しい琥珀糖を全国発売します。この商品は、地元の高校生たちとのコラボレーションを通じて開発されたもので、富士山をモチーフにした3種類の美しい琥珀糖が登場します。コンセプトは「地域を自慢する商品」で、製品名には『カキタガワブルー』『琥珀富士』『あかね富士』というユニークなネーミングがつけられています。
地元商業高校との取り組み
この琥珀糖の開発は、地元の沼津商業高校の授業の一環としてスタートしました。高校生たちは、地域の特産品を活かしながら自分たちの故郷を最大限アピールする機会を得ました。その結果、商品開発に協力することとなり、生徒たちのアイデアが形になりました。特に、「町を象徴するおみやげがない」という生徒の声が、商品の開発を後押ししました。
栗原商店は1869年に創業されたところてんの製造・販売会社で、高品質の伊豆産天草や柿田川湧水を使用した商品で知られています。今回のプロジェクトは、同社5代目社長の栗原康浩氏が中心となり、開発に取り組みました。高校生とのコラボは5年前から始まり、厳選された素材を使った琥珀糖を実現するため、試行錯誤が繰り返されました。
美しい富士山を模したデザイン
この琥珀糖は、「富士山」を3つの異なる表情で表現しています。各商品の特徴は以下の通りです。
1.
カキタガワブルー: 夏の富士山をイメージし、柿田川の澄んだ水をモチーフとした青色の琥珀糖。デザインは実際に高校生たちが手掛けました。
2.
琥珀富士: 四季折々の富士山の色彩を楽しめるように設計された逸品で、バランスよく仕上げられています。
3.
あかね富士: 赤い太陽に映える幻想的な赤富士をイメージし、伊豆の名産・イチゴを使用した特別な琥珀糖です。
これらは「見ても楽しめる」「食べてびっくりする」新しいおみやげ品として、県外からの観光客を含め、多くの人々に喜ばれています。
販売の成功と今後の展望
今年の4月にJR三島駅で販売を開始したところ、連日売り切れ続出という人気ぶりを見せています。昨今の好評を受け、量産体制が整い、全国への販路を広げました。さらに、同製品は「ふじのくに新商品セレクション」にもエントリーされています。
今後も栗原商店は、地元の高校生とのパートナーシップを深め、地域をアピールできる商品を共に開発していく考えです。美しい和の風景を取り入れたこの食べられるアートは、未来に向けた清水町の新しい名物として期待されています。
ぜひ、次回の旅行やお土産に、この魅力的な琥珀糖を手に取ってみてください。甘い味わいとともに、富士山の美しさを感じられる一品です。
商品概要
- - 商品名: 琥珀糖『カキタガワブルー』『琥珀富士』『あかね富士』
- - 発売日: 2025年8月10日
- - URL: ところてんの伊豆河童
- - 内容量: 95g
- - 賞味期限: 製造日より1カ月
- - 保存方法: 冷暗所