埼玉県朝霞市に新たな物流施設が登場
2025年10月1日、埼玉県朝霞市にて新たに大型物流施設「ロジスクエア朝霞A」が着工されました。この施設は株式会社シーアールイーによる開発で、2027年5月末の完成を目指しています。地鎮祭は2025年9月25日に行われ、多くの関係者が出席しました。
物流拠点としての優れた立地
朝霞市は東京都心からのアクセスが優れており、物流の拠点として高いニーズが見込まれています。新しい物流施設は、東京外かく環状道路「和光北」インターチェンジに近接しており、主要な高速道路へのアクセスも良好です。これにより、関東エリア全体をカバーする効率的な物流ネットワークの構築が可能となります。
さらに、隣接する国道254号線が片側2車線の幹線道路であり、将来的には富士見市内の国道463号(浦和所沢バイパス)まで延伸される計画があります。これにより、より一層の物流の利便性が期待されています。
背景にある地域の特性
人口約14万6,000人を抱える朝霞市は、その人口と世帯数が増加傾向にあります。隣接地域には住宅、商業エリア、保育施設などが整備されており、ロジスクエア朝霞Aはこれらの拠点と結びつく重要な役割を果たします。これにより、労働力の確保や地域活性化にも貢献することでしょう。
施設の概要
「ロジスクエア朝霞A」は、地上4階建てのマルチテナント型物流施設であり、延べ面積は104,588.93㎡で構成されています。特徴的なのは、大型車両が2階および3階に直接乗り入れられるランプウェイを設けている点です。これにより、最大12のテナントへの分割賃貸が可能となります。
安全性を高めるために、ダブルランプウェイ方式を採用し、トラックバースは計108台分を確保。さらには、待機場も9台分設置されています。
倉庫部分には金属断熱サンドイッチパネルが採用され、床荷重は1階で2t/㎡、2〜4階では1.5t/㎡を確保。昇降設備には、4台の荷物用エレベーターと垂直搬送機が設置される計画です。
従業員への配慮
従業員向けのアメニティとして、4階にはカフェテリアを設置し、休憩室やトイレ、喫煙室なども充実させる予定です。これにより、働く方々の快適性向上にも寄与しています。
環境への取り組み
環境対策としてLED照明や節水型衛生器具を採用し、エネルギー効率の良い施設を目指しています。また、太陽光発電システムの導入も予定されており、再生可能エネルギーの活用が期待されています。
まとめ
「ロジスクエア朝霞A」の開発は、地域の物流インフラを強化するだけでなく、関東エリア全体の物流の効率向上にも寄与することが期待されています。シーアールイーは、この施設を通じて、進化する物流ニーズに応え続けることでしょう。