宮城県に新たな訪問看護ステーションが誕生
2024年9月1日、宮城県仙台市に新たに開設された訪問看護ステーション「クオルド仙台」。このステーションは、地域の高齢者や障がい者の方々に向けて、医療や介護を支援するサービスを提供します。運営するのは、QOLD株式会社で、同社は障がい者グループホームや訪問医療マッサージ、接骨院など、様々な事業を展開しています。
訪問看護ステーションの目的
「クオルド仙台」では、自宅で医療的なケアが必要な方々に対し、看護師が直接訪問し、質の高いサポートを行います。病気やけがで自宅療養されている利用者様の健康を守ることを主な目的とし、病状の観察やケアを通して、家族や社会との繋がりを大切にしています。
提供されるサービスの特徴
1.
健康管理:訪問時には、血圧、体温、脈拍などを測定し、病状の確認を行います。これにより、異常を早期に発見し、必要な処置を講じることができます。
2.
介護サポート:ご家族の状況に合わせた介護の指導や精神的なサポートを行い、認知症や事故防止についてのアドバイスも提供します。
3.
痛みの管理と心のケア:身体の痛みのコントロールだけでなく、心の健康にも配慮したサポートを実施。利用者様が残りの人生を自宅で安心して過ごせるようサポートします。
4.
医療処置の実施:点滴やカテーテル、人工呼吸器などの医療処置及び食事、入浴、排泄などの日常生活の介助と指導を行います。
高齢者人口と訪問看護のニーズ
宮城県は、高齢化が進んでいるにもかかわらず、訪問看護ステーションの充足率が全国の平均を下回っています。2021年のデータによると、宮城県の高齢者人口に対する訪問看護ステーションの充足率はわずか28%であり、全国平均の34%に比べて大きな差があります。このような背景から、訪問看護ステーションの重要性が増しているのです。
今後の展望
「クオルド仙台」は訪問看護ステーション事業を通じて、高齢者やご家族との共生を目指しています。また、2025年には訪問看護サービスを補完する形で「ナーシングホーム」事業の開始を予定しており、より多角的に地域の医療を支えていく考えです。
QOLD株式会社の理念
QOLD株式会社は、「生活の質」を高めることを最重要視しており、QOL(Quality Of Life)にD(Design)を加えた社名には、地域に根ざした質の高いサービスを提供し続けるという強い意志が込められています。この理念を基に、訪問看護やその他のサービスを通じて、利用者様の生活の質を向上させることを目指しています。
設備詳細
- - 住所: 宮城県仙台市青葉区山手町11-50 コアライフ山手403
- - 訪問地域: 宮城県仙台市および富谷市
このように、「クオルド仙台」は、訪問看護を通じて地域の皆様に安全かつ快適な生活を届けるため、日々努力を重ねています。地域に必要とされる存在として、共生社会の実現を目指し続けます。