エネワンでんき、次世代型代理店連携管理クラウドを導入
株式会社エネワンでんきが、次世代型代理店連携管理クラウド「PartnerSuccess PRM」を導入しました。この仕組みは電力業界において初めての試みであり、業務の効率化とコスト削減を実現しています。
導入の背景と課題
エネワンでんきは、株式会社サイサンの傘下に位置し、LPガス販売業務を展開している企業です。2016年に電力小売業が自由化されて以来、参入事業者は急増し、2022年には740社に達しました。このような市場環境下では、顧客獲得がより難しくなっています。
加えて、既存の情報伝達の課題も浮き彫りになりました。パートナー企業への情報伝達に月間約30時間を費やしており、データ管理はExcelで行われていたため、管理が煩雑でした。
導入後の成果
「PartnerSuccess PRM」の導入により、エネワンでんきはパートナー企業への情報共有にかかる業務コストを月間90時間削減しました。また、パートナー管理の効率化によりさらに15時間の時短を実現しました。これにより、情報の迅速な伝達と管理の容易さが確保され、企業全体の業務効率が向上しました。
「PartnerSuccess PRM」とは
「PartnerSuccess PRM」とは、代理店管理や情報共有、コミュニケーションを一元化するクラウドシステムです。データの可視化を通じて、代理店への支援の質を高めることが可能です。複数の機能を持ち、情報共有を効率化するためのサービスで、エネワンでんきにとって貴重なツールとなっています。
今後の展望
エネワンでんきの代表取締役社長、吉澤正人氏と電力営業課課長の古田島氏は「PartnerSuccess PRM」の導入によって、パートナーとの関係性がより強化されることを期待しています。今後も、迅速で正確な情報共有と支援体制を確立し、パートナーシップの深化を目指していく所存です。
結論
エネワンでんきの「PartnerSuccess PRM」導入は、電力業界における新たな取り組みとして注目されています。業務の効率化を図りながら、パートナー企業との関係をより強固にするこのシステムが、今後のビジネスにどのように寄与していくのかが期待されます。