コオロギ醤油登場
2019-12-13 19:00:48

コオロギ醤油が新たな味覚を提供!昆虫食の挑戦

コオロギ醤油が登場!



食文化が多様化する中、新たな食品として注目されているのが「昆虫食」です。そんな昆虫食の中でも特に注目を浴びている商品が「コオロギ醤油」です。この画期的な調味料は、株式会社ANTCICADAによって開発され、クラウドファンディングを通じて先行販売が開始されました。

コオロギ醤油って?



コオロギ醤油は、国産のフタホシコオロギを主成分とし、米麹、食塩、水を使用して作られた発酵調味料です。コオロギには、豊富なタンパク質が含まれており、それが米麹の酵素によって分解されて旨味成分であるグルタミン酸が引き出されます。この商品は、愛知県にある蔵元「桝塚味噌」の協力によって商品化が実現しました。

開発の背景とプロセス



開発の発端は2017年に遡ります。様々なパターンで試作が行われ、国産のフタホシコオロギを使用し、徳島大学と太陽ホールディングス株式会社が育成したコオロギを用いることに。仕込みが終わると、コオロギは蔵の木桶の中で約半年間発酵・熟成され、最終的にコオロギ醤油が完成します。

蒸留された液体は火入れされ、品質管理を徹底した仕組みの元で作られているため、安心して使用できます。完成した醤油は、コオロギ由来の香りを持ちつつも、クセがなく、各種料理に幅広く対応可能な汎用性を誇っています。

より魅力的な飲食体験を提供



ANTCICADAの代表、篠原祐太氏は「昆虫食への固定観念を覆したい」という思いを持って、コオロギ醤油の開発を進めてきました。昆虫への偏見を取り除き、その魅力を広めることがこのプロジェクトの目的です。さらに、クラウドファンディングのリターンには新たに「コオロギ麹」も追加され、期待が高まります。

コオロギ醤油の入手方法



現在、コオロギ醤油はクラウドファンディングプラットフォームを通じて購入可能で、100mlのパッケージとして提供されています。特別な製造工程から生まれた2種類の醤油、クリアな「うすくち」と濃厚な「こいくち」を楽しむことができ、多くの人々にその魅力を体験してもらえることを目指しています。

ANTCICADAの今後の展望



2020年春には、東京都日本橋にレストラン「ANTCICADA」をオープン予定。そこで提供されるコオロギラーメンや旬の虫を使ったコース料理を通じて、もっと多くの人々に昆虫食の楽しさを伝えていく計画です。ANTCICADAの活動を通じて、昆虫食が新しい食文化として定着することが期待されます。

私たちの食生活を少しずつ変えていく「コオロギ醤油」。この機会にぜひ、その新しい風味を体験してみてはいかがでしょうか?

会社情報

会社名
株式会社Join Earth
住所
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-6
電話番号
080-8830-3348

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