竹虎(株式会社山岸竹材店)が今春に数量限定で販売を開始する「角竹オールド盆ざる」は、職人の手によって丁寧に作られた逸品です。この京の名品は、1894年(明治27年)の創業以来、竹製品を専門に扱ってきた竹虎が提供するもので、特に今回の製品には昔ながらの製法が息づいています。
製品の特長
76年もの歴史を持つこの盆ざるは、そのユニークな四角い形状が特徴です。この形状は、底に深さがあり、内部が凹んでいるため、水切れのスピードと効率が格段に向上しています。こちらの盆ざるは、現代ではほとんど見られなくなったデザインで、今なお人気を維持しています。一般的な盆ざるは平らで浅いものが多く、効率的な生産が求められる一方、本製品は古き良き日本の意匠と機能性を兼ね備えています。このような深みのある形状は、安心して水切りができるだけでなく、食材の持つ本来の美味しさを熟知し、損なわれることなく保存します。
素材に込められた技術
その素材には吸水性と強度に優れた天然竹が用いられており、ひとつひとつの竹ひごはカマボコのような独特な形を持っています。この形状は水分が素早く逃げるように設計されており、調理に関わる食材の素晴らしさを引き出す手助けをします。また、縁の部分に施された籐の巻き方は、目を引き、職人の技術が詰まっています。
使用用途の広さ
さまざまなサイズで展開されているこの盆ざるは、大・中・小と用途に合わせた選び方が可能です。野菜の水切りやお鍋の具材置き、干しざるとしてなど、幅広い場面で活躍します。料理好きな方へのプレゼントや、インテリアとしても素敵です。
販売の詳細
今回の「角竹オールド盆ざる」の販売は、YouTube特別企画として実施され、2025年6月11日から開始されます。数量限定のため、在庫が無くなり次第、販売は終了します。これは、ある竹職人の倉庫で偶然発見された貴重なデッドストックで、まさに時代を超えた宝物と言えるでしょう。
まとめ
簡略化された現代の盆ざる製法とは対照的に、「角竹オールド盆ざる」は日本の竹文化の豊かさと、職人の想いが詰まった製品です。数量限定の機会を逃さず、ぜひお手元に迎えてください。詳細は竹虎の公式ウェブサイトをご覧ください。