安心・安全な豚肉を提供するコープ自然派の「自然豚」デビュー！

コープ自然派の新たな取り組み、産直豚「自然豚」の登場

2025年9月1日から、生活協同組合コープ自然派が誇る産直豚「自然豚」が、プライベートブランド「自然派Style」に加わります。この取り組みは、組合員からの「安心・安全な豚肉を食べたい」という声を受けて始まったものです。1998年の誕生以来、自然豚は非遺伝子組み換えの飼料使用や抗生物質の使用を制限しながら、持続可能な方法で育てられてきました。

アニマルウェルフェアへの取り組み

「自然豚」を育てる株式会社七星食品は、アニマルウェルフェアの観点から、出産から出荷までの全てのプロセスに対し、細やかな配慮を行っています。開放豚舎の導入により、1頭あたり1.5～2.0平方メートルの広さを確保し、快適な環境で豚たちが過ごせるように設計されています。この環境では、豚は夏場に水をかけて体温を下げたり、冬には土を掘ってお腹を温めたりすることができます。

さらに、2019年にはアニマルウェルフェア基準に適合した繁殖豚舎が完成しました。ここでは母豚がストレスの少ないフリーストールで育てられ、仔豚も適温で育成されています。これにより、家畜としての幸せと、安心安全な肉の生産が実現されています。

温かで安心な飼料

自然豚は、穀類を中心とした飼料を食べて育ちます。使用される飼料は遺伝子組み換え防止が管理されており、国産のものを優先しています。また、飼料米を5%以上配合しており、持続可能な自給飼料の生産を目指しています。

自然豚の歴史

自然豚の歴史は生産者と組合員の密接な関係に根ざしています。1998年に生産が始まり、2000年には飼料の大豆油かすも非遺伝子組み換えに切り替えられました。2008年からはコープ自然派のミールキットで自然豚が使用され始め、2019年にはアニマルウェルフェアに対応した肥育農場も設立されています。

新商品とその取り組み

新たに登場する「自然派Style自然豚」は、250gで438円から798円（税込）で販売予定。部位によって価格が異なり、コープ自然派の生協に加入している点で利用が可能です。パッケージには、産地や飼育方法に関する情報が盛り込まれ、消費者にとって安心して選べる商品となるよう工夫されます。

自然豚を使った加工品も展開

生産者との協力によって、自然豚を使用した加工品も充実しています。餃子や焼売、ライスバーガーなど多様な商品が提供され、バランスよく美味しく豚肉を楽しむことができます。これにより、一頭まるごとの豚を無駄なく利用する意義も広まっています。

自然派Styleの理念

「自然派Style」は、子供たちに安全な食材を提供し、国産農業を応援する意義あるブランドです。このブランドは2009年に立ち上げられ、全国に広がる生協ネットワークとの協力により、さまざまな食品が開発されています。今後も、より質の高い商品を消費者に届けていくことを目指しています。

コープ自然派は、「誰もが有機農産物を食べることができる社会」を目指し、四国・関西エリアでの事業展開を続けています。消費者と生産者の間の透明性を大切にし、持続可能な未来を共に創造していくことが求められています。

公式情報や製品については、コープ自然派の公式サイトで詳しく確認できます。