銀座の食パン戦争
2018-08-21 18:10:39
銀座の高級食パン戦争に殴り込み!「銀座 に志かわ」のこだわりと戦略とは
銀座の高級食パン戦争に参戦した「銀座 に志かわ」
最近、銀座の食パン市場が熱を帯びてきています。各地から様々な食パン専門店が続々とオープンし、特に「乃が美」や「セントル ザ・ベーカリー」などが代表的な存在です。その中で、今年の夏に新たに参入したのが「銀座 に志かわ」です。銀座仁志川は、「水」にこだわった高級食パンを提供し、競争が激化する中でどう差別化を図っているのでしょうか。
全国展開の壮大なビジョン
「銀座 に志かわ」は、全国へのフランチャイズ展開を視野に入れています。すでに年内には関西や中部地区への出店が決定しており、来年にはさらに店舗数を増やす予定です。最近行われたFC加盟希望店向けの内覧会には、96社もの参加申し込みがあったことで、その注目度が伺えます。これにより口コミやメディアでの露出も増し、一気にブランド力を高める狙いです。
水の選び方とその重要性
「銀座 に志かわ」の食パンの主成分は、厳選されたアルカリイオン水です。パンを作る際の水は、実は非常に重要な役割を果たします。従来のパン作りでは、あまり重視されていなかった水ですが、100gの小麦粉に対して60gの水を使用するため、その質がパンの最終的な味に大きく影響します。そこで、この店は「水も食材」という理念のもと、より質の高い水を使用することにこだわりました。
アルカリイオン水は、素材の旨味を引き出すことが知られており、この水を用いることで、甘みと柔らかさ、さらには口当たりの良い食パンを実現しました。これまで数年にわたる水質研究を積み重ねた結果、この最適解にたどり着いたのです。専門機関とも連携し、理論と実践の両方からアプローチを行っています。
徹底的にこだわった食パンの特徴
「銀座 に志かわ」が提供するのは、唯一無二の食パンです。この店では、特定の商品ラインナップを持たず、あえて一種類の食パンのみを提供することで、こだわりを強調しています。同店のシェフは、パンづくりの過程を数値化し、ITによる管理も徹底しています。このような取り組みにより、どの店舗で作っても同じ高品質なパンが提供できる体制を整えています。
また、ターゲット客層は、従来の食パン愛好者に留まらず、「プチ贅沢」や「自分へのご褒美」といった新たな購入動機を持つ顧客を視野に入れています。このアプローチによって、他の高級菓子店やコンビニとは異なる市場で存在感を示し、競争を避けつつ、シェアを獲得する戦略を採っています。
高級感を持ちながらも手の届く価格設定
「銀座 に志かわ」の食パンは、価格が1000円以下で設定されており、決して安くはありませんが、それほど高すぎるわけでもありません。これにより、手が届く高級感を持つ商品としての地位を確立しようとしています。贈り物や手土産にも最適で、確実に差別化された価値を提供します。
まとめ
新たに銀座食パン戦争に参戦した「銀座 に志かわ」は、高品質の食パンだけでなく、質の高い水にも強いこだわりを持ち、差別化を図っています。今後の店舗展開や市場の動向が非常に楽しみですね。高級食パンの新しい風を感じたい方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
株式会社銀座仁志川
- 住所
- 東京都中央区銀座1丁目27-12キャビネットビル
- 電話番号
-
03-6263-2400