シャープとARAVが協業、衛星通信を用いた建設機械の遠隔操縦へ

シャープとARAVの新たな協力

概要

シャープ株式会社とARAV株式会社は、もう一つの技術革新の扉を開くべく、衛星通信を活用した建設機械の遠隔操縦ソリューションの開発において協業を始めます。この取り組みは、建設業界における通信環境の未整備問題に対する強力な解決策を提示するものです。

衛星通信の重要性

近年、建設現場などの困難な環境での通信確保が重要視されています。従来のセルラーネットワークは、オフショアや山岳地帯などでは使い物にならないことが多く、高品質な通信手段として衛星通信の利点が際立っています。特に、ネットワーク整備に時間がかかる状況では、衛星通信が求められています。

シャープの技術

シャープは、スマートフォンなどの開発で培った通信技術を基に、小型かつ軽量な衛星通信ユーザー端末を開発しています。これにより、船舶や自動車に簡単に搭載できるという利点を持ち、様々なモビリティへの応用が可能になると期待されています。

ARAVの専門性

一方で、ARAV株式会社は、建設機械の遠隔操縦や自動操縦技術において豊富な経験を誇ります。連携により、両社はARAVの技術とシャープの端末を組み合わせた、全く新しい遠隔操縦ソリューションを迅速に開発する狙いです。これにより、建設現場のDX（デジタルトランスフォーメーション）促進や人手不足問題の克服に寄与することが期待されています。