国産SAFの製造設備完成
2025-01-10 11:31:22

国産SAF製造設備、ついに完成!持続可能な航空燃料の新時代へ

国産SAF製造設備の完工とその意義



2024年12月、日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社、株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの四社が手を組み、国産の持続可能な航空燃料(SAF)の製造設備が無事に完工しました。このプロジェクトは、廃食用油を原料としたSAFの大規模製造を目指すもので、年間約3万キロリットルのSAFを予定しています。

SAFの概要



SAFは、従来の航空燃料に代わる環境に優しい選択肢として注目されています。今回のプロジェクトにおいて製造されるSAFは、国際的な持続可能性認証であるISCC CORSIA認証を取得済みで、エコフレンドリーな航空業界への移行をサポートするものです。

企業間の協力



この新たな施策は、業界の枠を超えた連携によって実現しました。日揮HDが供給チェーン全体の構築を担当し、レボインターナショナルが原材料の調達役を担い、SAFFAIRE SKY ENERGYがSAFの製造を行います。そして、コスモエネルギーグループが製造したSAFの混合を行い、エアラインへの販売を担当します。

今後の展開



2025年の1月からはこのSAF製造設備の試運転が行われ、同年の4月にはエアラインへの供給が開始される予定です。これにより、持続可能な航空未来づくりが一歩前進することになります。

業界への影響



国産SAFの供給が始まることで、国内航空業界の脱炭素化が加速されるでしょう。国内での製造が可能となることで、輸送コストや環境負担が軽減され、地元地域への経済効果も期待されます。さらに、国際基準の持続可能性を満たすことで、日本の航空業界が国際的にも競争力を持つ可能性が広がます。

まとめ



持続可能な航空燃料としてのSAFの重要性が増す中、日揮HDやコスモ石油などの企業が協力して国産SAFの製造に取り組んでいることは、単なるビジネス以上の意味を持ちます。環境への配慮を持ちながら、航空業界の革新を進めるこのプロジェクトは、未来の航空旅行において鍵となることでしょう。私たちの空の旅がより持続可能なものとなる日を楽しみにしています。


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会社情報

会社名
日揮ホールディングス株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111

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