昼DR促進の実験
2024-08-15 16:57:13

脱炭素社会の実現へ向けた新たな試み!昼DR促進の実験とは

脱炭素社会の新たな取り組み、電力シェアリングの実験



近年、環境問題への意識が高まる中、株式会社電力シェアリング(本社:東京都品川区、代表取締役社長:酒井直樹)は、脱炭素社会を目指す新しい国民運動「デコ活」の一環として、五島市の協力を得て昼間の電力消費を促す社会実験を行いました。この実験は、2024年7月1日から31日までの約1か月の間、五島市民が提供する「ごとうの電気」を利用する電力需要家を対象に実施されました。

昼DR促進の概要



この実験では、昼12時から13時の電力使用量が、直前の11時から12時の使用量よりも増えた場合、その時間帯の電力量料金を無料にする「夏トク!キャンペーン」を取り入れています。これは、国の環境省が推奨する昼DR(デマンド・レスポンス)を促進し、再生可能エネルギーの有効活用を図ろうという試みです。

日本においては、太陽光発電が主要な再生可能エネルギー源となっていますが、夜間には電力不足が生じる一方、晴天の昼間には供給過剰が問題となっています。そのため、昼間の電力消費を促すことは、再生可能エネルギーの有効利用にとって不可欠な要素となっています。

現状の課題と新しいアプローチ



全国の電力小売会社では、昼間の電力量料金を引き下げる取り組みやポイント制度の導入が進められています。しかし、金銭的なインセンティブが限られているため、十分な効果を上げられていないのが実情です。また、再エネの多い昼に電力消費をシフトさせることで、CO2排出量を削減できることを定量的に示す技術が不足しており、消費者の理解を得るのが難しい状況が続いていました。

こうした背景を踏まえ、電力シェアリングは「昼DRを利用すれば、その時間帯の電気料金が無料になる」という新しい料金メニューを導入しました。加えて、同社独自の特許技術を駆使し、消費者が昼間の電力を利用することでCO2削減が可能であることを視覚的に伝える手法を展開しています。このプロジェクトによって、需要家の自発的な行動変容を促すことを目指しています。

今後の展望



今回の実証実験を通じて得られたデータや知見をもとに、電力シェアリングでは大胆な電気料金メニューと自社のDSナッジモデルを組み合わせた新しいビジネスモデルの開発を進めています。これにより、地域の電力需給の同時同量を実現し、国民が自発的に昼DRを行う風土を醸成することを目指しています。

脱炭素社会の実現には、個々の行動変容が求められます。このような取り組みを通じて、私たち一人一人が環境問題に対して意識を持ち、持続可能な未来を創造する手助けをしていきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社電力シェアリング
住所
東京都品川区西五反田2-14-13
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。