アスリート手話陸上教室
2018-12-14 16:36:04
トップアスリートによる手話陸上教室が聴覚障害の子どもたちに新たな機会を提供
トップアスリートが手話で陸上指導
現在、日本の陸上界において注目される選手が、聴覚障害の子どもたちに向けて特別なトレーニングプログラムを提供しています。日本選手権での4位入賞という素晴らしい実績を持つ札塲大輝選手がその講師となり、15名の聴覚障害の子どもたちに速く走るための指導を行いました。
札塲選手の想い
札塲選手は自らの家庭環境から手話に自然に触れ、幼い頃からその重要性を理解していました。「親が聴覚障害者であるため、手話を通じてコミュニケーションを取ることが身近でした」と彼は話します。そして、「これからは自分の手話を生かして、もっと多くの子どもたちに走る楽しさを伝えていきたい。陸上教室に参加したいのに参加できなかった子どもたちに新たな機会を提供したい」と意気込みを語りました。
地域社会への貢献
この取り組みは、山田昇記念財団による「子どもたちの健全な育成」を目的とした事業の一環です。これまでにも地域社会に様々な貢献をしてきた財団は、この手話陸上教室を通して、持続可能な地域社会の実現を目指しています。
デフリンピックの紹介
さらに、特別ゲストとしてデフリンピックの陸上競技で金メダルを獲得した設楽明寿選手も参加。デフリンピックについて子どもたちにその魅力と意義を紹介しました。このようなトップアスリートの存在は、参加した子どもたちにとって、大いに刺激となったことでしょう。
札塲選手のプロフィール
札塲大輝選手は、1994年に大阪府で生まれました。中学まではサッカーに打ち込み、ガンバ大阪ジュニアユースでも活躍。高校1年生から本格的に陸上競技を始め、国際武道大学を卒業後、ヤマダ電機に入社しました。専門種目は110mハードルで、自己ベストは13秒73という素晴らしい記録を持ち、大学4年時には日本一にも輝いています。
今後の支援
公益財団法人山田昇記念財団は、今後も子どもたちの健全な育成を目的としたさまざまな支援を続けていく予定です。陸上教室をはじめとするスポーツ活動の推進を通じて、地域の子どもたちに希望と機会を提供していくことを目指しています。
このように、スポーツを通じて聴覚障害の子どもたちが自分を表現し、新たな可能性に挑戦できる環境が整いつつあります。多様性を受け入れ、共に成長できる未来に向けて、様々な取り組みが続いていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人山田昇記念財団
- 住所
- 群馬県高崎市栄町1番1号
- 電話番号
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