三谷産業の新たな年次有給休暇制度
三谷産業株式会社(本社:石川県金沢市)は、2024年4月1日付でキャリア採用者を対象に、新しい年次有給休暇付与ルールを設けました。これは、過去の就業経験に基づいてその人に応じた給休暇を提供するものであり、7月1日から適用が開始されました。
新ルールの概要
この新制度では、キャリア採用者は過去の就業年数を元に有給休暇を追加で取得する選択肢を持つことができます。具体的には、自身が選ぶ以下の2つのルールが適用されます:
1.
前職までの就業年数を通算し、年次有給休暇を追加で付与。
2.
従来通りの算定ルールで付与。
なお、選択した場合は年間10日以上の有給休暇を取るよう努力することが求められます。
対象者の条件
複数の企業での経験があれば、その通算年数がカウントされますが、アルバイト収入や資格取得のための学習期間、留学などは含まれません。また、10月1日以降に入社した社員については、2年目以降の付与日数にも適用されます。
背景と目的
三谷産業は「良い会社」を目指しているとし、その一環として「非財務的経営目標」として_employee well-being_に関心を寄せています。この新ルールを通じて、社員の心身の健康を保持し、余暇をしっかりと持つことでワークライフバランスの向上を図ることを意図しています。これにより、社員満足度が向上し、結果として会社全体の生産性が高まると期待されています。
追加の働きやすさ向上制度
三谷産業は、年次有給休暇制度に留まらず、さまざまな働きやすさ向上のための制度を設けています。具体的には、以下の制度があります:
- - 週休3日制:労働日数を5日から4日に減少させます。
- - リモートワーク:自宅や自宅に近い場所で勤務できる制度です。
- - 時差勤務:通常の始業時間の前後2時間30分内で、30分間隔での時差出勤が可能。
- - フレックス勤務:コアタイムを除く時間で自由に勤務時間を選択できます。
- - スパーフレックス:より自由に働く時間帯を選択できる制度です。
- - 短時間勤務や積立有給など、病気治療の際に利用できる制度も整備しています。
今後と展望
三谷産業は、社員が能力を発揮できる環境作りを継続し、全体として良質な商品やサービスを提供すること、そしてステークホルダーへの貢献を目指しています。これからも働きやすい環境整備に努めていく姿勢を持ち続けます。
会社に対する理解が深まる中、同社の取り組みにさらなる注目が集まることでしょう。
会社情報
三谷産業グループは、金沢市で創業96年を誇り、ベトナムでも30年の歴史を持つ複合商社です。化学品、情報システム、エレクトロニクスなど様々な分野で事業を展開し、「創業90年を越えるベンチャー企業」として進化を続けています。2024年3月期の連結売上高は95,857百万円、連結従業員数は3,569名です。