タムロンが出資
2026-02-02 10:46:28

タムロン、非侵襲型血糖値センサーの実用化に向けてLTT社に出資

タムロンがLTT社に出資し、血糖値測定の未来へ



総合光学機器メーカーの株式会社タムロンが、ライトタッチテクノロジー株式会社(LTT社)への出資を発表しました。LTT社は、「針のない」非侵襲型血糖値センサーの実用化を目指しており、これは世界初の試みとなります。この技術の開発の背景としては、現代社会における糖尿病患者の増加が挙げられます。国際的な予測によると、2050年には全世界の糖尿病患者は8億5,300万人に達するとされています。このような状況下で、正確な血糖値の測定が求められています。

糖尿病と血糖値測定の重要性



糖尿病は血糖値の管理が不可欠であり、患者は日常的にインスリン注射や採血を行わなければなりません。このプロセスは肉体的だけでなく、精神的な負担を引き起こします。そこで、LTT社が開発中の「非侵襲型血糖値センサー」が求められています。針を使わないこのセンサーによって、患者は痛みやストレスから解放されるでしょう。

LTT社の技術革新



LTT社は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)から生まれたベンチャー企業です。彼らの開発するセンサーは、高輝度中赤外レーザー技術を基盤にしており、これにより精度高く、かつ短時間での血糖値測定が可能になっています。特に特徴的なのは、わずか5秒で測定が完了する点です。従来の非侵襲測定では、皮膚の水分量の影響を受けやすく、その精度確保が難しかったのですが、LTT社の技術により、その課題を解決しています。

環境への配慮



加えて、この非侵襲型センサーは針や試験紙を使用しないため、医療廃棄物を排出せず、環境にも優しいトピックとなっています。タムロンは、LTT社との協力を強化し、先端レーザー技術と自身の光学技術を組み合わせ、製品化に向けたシナジーを模索しています。これにより、社会課題解決に寄与する製品の創出を目指しているのです。

高輝度中赤外レーザー技術について



この技術は、従来の光源よりも小型で高出力なレーザーを活用し、生体深部の微細な成分情報を迅速に捉えることができます。「分子の指紋」とも呼ばれる中赤外線は、物質の成分を正確に分析できる特性があり、この特性を活かした中赤外レーザーは、医療や環境など幅広い分野での応用が期待されています。

未来への道



タムロンとLTT社によるこのプロジェクトは、今後の医療現場に新たな風をもたらすとともに、患者の生活の質を向上させる重要なステップとなるでしょう。このような革新的な技術が実現することで、糖尿病患者が抱える日々の苦痛を大幅に軽減されることが期待されます。今後の展開が注目される中、タムロンはさらなる技術革新を促進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていくことを誓っています。


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会社情報

会社名
株式会社タムロン
住所
埼玉県さいたま市見沼区蓮沼1385番地
電話番号

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