アメリカン・エキスプレス、カード素材への持続可能な変更
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(以下アメリカン・エキスプレス)は、国内でのプラスチック製カードにおいて、再生プラスチックやリサイクルプラスチックを70%以上使用する方針を発表しました。この取り組みは、アメリカン・エキスプレスが掲げるコーポレート・サステナビリティ戦略の一環として新たなスタートを切ったものです。
温暖化対策へのコミットメント
アメリカン・エキスプレスのこの取り組みは、気候変動への対策を強化し、持続可能なビジネスを推進するための重要なステップとして位置づけられています。再生プラスチックを使ったカードは裏面に「MADE WITH 76% RECYCLED PLASTIC」と記載され、顧客にはその環境に優しい特徴をアピールします。これは、製品のイノベーションだけに留まらず、消費者の意識向上にも繋がるものと期待されています。
グローバルな目標と実績
2022年に、アメリカン・エキスプレスは全世界で発行するプラスチック製カードの大半に、この材料変更を2024年末までに実施するという目標を設定しました。この目標には、喜ばしい結果が実現されることが期待されています。再生材料を使用することで、製造プロセスにおける二酸化炭素の排出量を削減し、持続可能な使用を促進することが可能となります。
コーポレート・サステナビリティ戦略の柱
アメリカン・エキスプレスが掲げるサステナビリティ戦略は、次の3つの柱で構成されています。
1.
健全な財務基盤の構築
2.
気候変動対策の推進
3.
DE&I(Diversity, Equity, Inclusion)の促進
これらの柱に基づいて、単に環境への配慮だけでなく、経営においても持続可能性を重視した施策を取り入れています。
日本での展開と影響
この新たな取り組みは、日本国内における提携カードを含むプラスチック製カードに適用されますが、ANAアメリカン・エキスプレス提携カードには適用外となります。この変更が実施されることで、日常の消費活動においても、エコ意識の高い選択肢が広がることが期待されています。
アメリカン・エキスプレスの歴史
アメリカン・エキスプレスは1850年に米国のニューヨーク州で設立され、以来グローバルなサービス会社として成長を遂げています。日本においては、1917年に事業を開始し、現在では200以上の国と地域に広がる独自のネットワークを持ち、個人・法人向けに様々なサービスを提供しています。
このように、アメリカン・エキスプレスの取り組みは、単なるビジネスの発展に留まらず、地球環境への配慮をも含む持続可能な社会の実現に向けたものです。詳細については、公式ウェブサイトを通じて確認できます。