2025年度マンションリフォームマネジャー試験結果発表
2025年12月9日、マンションリフォームマネジャー試験の合格者発表が行われました。今回の試験では91名が見事合格し、合格率は35.3%となりました。この合格者には「マンションリフォームマネジャー」という称号が付与され、今後の業務に重要な意味を持つことでしょう。また、最終合格とならなかった41名と21名は、それぞれ学科試験および設計製図試験に合格しており、2026年度以降再受験を行う際に、合格した科目について免除を受けることができます。
試験の歴史と意義
このマンションリフォームマネジャー試験は1992年に創設され、今回の合格者91名を含め、これまでの合格者総数は11,325名に達しました。この試験は、マンションの専有部分のリフォームに関する専門的知識や業務推進能力を認定するもので、居住者の要望を実現するために管理組合や施工者と協力してリフォームの企画・提供を行うことを目的としています。
試験科目の詳細
マンションリフォームマネジャー試験には二つの主要な科目があります。
1.
学科試験(試験時間120分)
この試験では、マンションリフォームに関する専門知識に基づいて、以下の領域から計50問の選択問題が出題されます。
- 計画・基礎知識
- 法規・規約・制度
- マネジメント
- 住戸内各部のリフォーム
- 設備のリフォーム
2.
設計製図試験(試験時間180分)
こちらの試験では、マンション専有部分のリフォームに必要な設計図書の作成能力が問われます。具体的には、平面図を作成したり、留意事項の説明を行うことが求められます。
受験者への特典
今回残念ながら最終合格を果たせなかった受験者にとっても、光明があります。学科試験あるいは設計製図試験に合格した受験者は、次年度以降の再受験時に該当する合格科目が免除されるため、効率良く再挑戦することが可能です。
合格者による試験結果や詳細は、
こちらの公式ページから確認できます。また、試験制度に関する問い合わせは、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの業務課に連絡することができます。
お問い合わせ先
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター 業務課深谷、野村
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-7九段センタービル3階
URL:
こちら
今後もこの試験がリフォーム業界の発展と、居住者の快適な生活の実現に寄与することを期待しています。