JAXAとの共同研究
2017-09-04 15:00:26

JAXAとの共同研究、Visual SLAM開発に向けた最前線の挑戦

JAXAとの共同研究、Visual SLAM開発に向けた挑戦



最近、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙探査イノベーションハブでは、Qonceptとモルフォの共同研究提案が採択されました。この研究のタイトルは「テクスチャレスシーンのためのロバストなVisual SLAM」です。両社が目指すのは、Visual SLAMの動作環境を広げることです。

Visual SLAMの新たな可能性


Visual SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)は、カメラを用いて周囲の環境をリアルタイムで認識し、自らの位置を把握する技術です。これまでのSLAM技術は特徴点に依存していましたが、今回の共同研究では新たにエッジ情報や微細な陰影を特徴として採用し、シーンごとに最適な特徴を選択する統合型のアプローチを目指しています。この新しい技術により、より幅広い環境での運用が可能になると期待されています。

宇宙探査における重要性


JAXAの宇宙探査イノベーションハブは、国内外の研究機関と連携して革新的な宇宙探査技術の開発を進めています。このプロジェクトは、月や火星などの重力天体での探査活動において非常に重要な役割を果たすと考えられています。Qonceptとモルフォの共同作業は、宇宙探査技術の発展に多大なる貢献をすることでしょう。

企業の背景


モルフォ


モルフォは東京都千代田区に本社を置く企業で、2004年に設立されました。画像処理技術に関する研究開発や製品開発を行っており、特にその専門性の高さが評価されています。社長の平賀督基氏は博士号を有し、研究者としてのバックグラウンドを持っています。

Qoncept


一方、Qonceptは大阪大学発のベンチャー企業で、AR(拡張現実感)技術を中心とした画像処理技術の研究を行っています。高度な専門性を持つメンバーが集まり、実社会への技術応用を目指しています。マーカーレスや機械学習を用いたトラッキングなど、多岐にわたる技術を提供していることでも知られています。

今後の展望


両社のコラボレーションにより生み出されるシナジー効果は、宇宙探査における画像処理や認識技術の向上へ大きく寄与するでしょう。研究開発を進める中で、新たな発見や技術革新が期待され、将来的にはより高度な宇宙探査が実現する可能性があります。いつの日か、私たちが調査する星々の地表を、これらの技術が支える未来が訪れることを楽しみにしています。

会社情報

会社名
株式会社Qoncept
住所
東京都渋谷区渋谷2-19-15宮益坂ビルディング301
電話番号

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