カーボンクレジット市場調査2025とウェビナーについて
株式会社exroadが実施するカーボンクレジット・排出量取引制度に関する大規模な調査が、2025年3月から4月にかけて実施されました。この調査では、業界の健全な発展に向けた市場の需給動向や価格形成の実態、さらには市場課題の分析を行いました。調査結果は「カーボンクレジット市場 調査レポート」として、5月21日に発表され、日経GXをはじめ、世界的に名高いメディアにも取り上げられました。これに伴い、調査結果をわかりやすく解説する無料ウェビナーも開催されることになりました。
調査の目的と概要
この調査の主な目的は、カーボンクレジット市場の実態を多角的に分析し、業界の発展に寄与することです。具体的には、需要者と創出者のニーズや課題を明らかにし、市場の予見性を高めることを目指しています。調査対象は、需要者や創出関係者の他、仲介やコンサルティング企業、研究機関など多岐にわたりました。
有効回答数は、283の企業や団体から362件を集めました。調査の実施期間は、2025年3月10日から4月11日でした。調査結果サマリーでは、J-クレジットが最も多くの企業に利用されていることがわかりました。
調査結果のハイライト
カーボンクレジットの購入状況
調査結果によると、J-クレジットを利用している企業は84%にも達しています。また、JCMの利用も36%の企業が興味を示しています。一方で、パリ協定第6条4項に関連するクレジットについても関心がある企業が見られ、こちらは13%が購入を検討しています。
取引価格予測
GX-ETS第2フェーズの外部からの購入量は、年間287万トン以上必要であると予測されています。また、取引価格は2030年時点では、6,001円以上の価格が36%の企業に支持されており、全体的に取引価格が上昇する傾向が見られています。
無料ウェビナーの詳細
調査の主要なポイントを解説する無料ウェビナーは、2025年6月5日(木)の11:00から11:45にZOOMにて開催されます。このウェビナーでは、株式会社東京証券取引所のカーボン・クレジット市場整備室長、松尾琢己氏が参加し、最新の市場インサイトを紹介します。アジェンダとしては、調査概要や設計の説明、具体的なデータ解説、Q&Aセッションなどが予定されています。
参加者には、ウェビナーの投影資料も配布予定で、最新の情報を短時間で得られる貴重な機会となります。参加は非常に簡単で、専用の申込フォームからわずか30秒で申込可能です。ただし、Gmailなどのフリーメールは受け付けておらず、法人アドレスからの登録が必要となります。
会社情報
株式会社exroadは、2022年3月に設立された企業で、カーボンクレジットや排出量取引制度に関する詳しい情報サービスを提供しています。代表取締役は木村圭佑氏で、東京都港区に本社を構えています。私たちは経済産業省主管の『GXリーグ』にも参画しており、世の中のニーズに応えるべく、さまざまな情報提供を行っています。
詳しい情報や調査結果レポートについては、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。