JAL機内で日本の魅力が映像で伝わる画期的な取り組み

JAL機内で映像公開、観光立国を目指す取り組み

日本政府が推進するインバウンド観光の施策により、訪日外国人が年々増加しています。特に2019年のラグビーワールドカップや2020年の国際的文化・スポーツイベントの影響を受け、日本を訪れる人々の数はさらに増える見込みです。この背景を受け、日本の本当の魅力がどのように伝えられ、そしてどこまで伝わっているのかが問われる時代となっています。
その答えを導き出したのが、写真家および映画監督のAMIY MORIです。彼は「日本の魅力は文章ではなく、映像によってこそ引き出される」と語っています。

映像奉納式の背景

今年、AMIY MORIがプロデュースした映像が、福岡県の宗像神社に奉納され、初めて公開されることとなりました。これは非常にユニークな試みであり、福岡の世界文化遺産である宗像大社にて、AMIY MORIと前宗像市長・谷井博美氏による儀式が厳かに執り行われました。この映像奉納式には、著名な歌舞伎俳優の市川海老蔵氏も参加し、またユネスコ無形文化遺産に認定された戸畑祇園大山笠とのコラボレーションが話題を呼びました。

JAL国際線での映像放映

AMIY MORIは、過去の成果と映像のクオリティが高く評価され、JALの国際線機内にて特別映像が放映されることが決定しました。この初回放映となるのは、シリーズ「ワインに逢う街～A City to Encounter Wine～」の特別版です。この番組は、日本で初めてフランスのボルドーに関する書籍を出版したAMIY MORIが、日本のワイン文化を世界へ広めるために企画したものです。特に、ラグビーワールドカップの開催地でもある九州北部（福岡・熊本・大分）の魅力をワインとともに紹介する内容となっています。

Japan-search.jpによる映像の意義

Japan-search.jpは、日本各地の魅力を映像で紹介するインバウンド向けの動画サイトとして、2019年2月に正式オープンの予定です。現在はプレオープン中で、AMIY MORIがプロデュースした多様な地域の動画が公開されています。これらの映像は海外からの旅行者だけでなく、日本国内の皆様にも再発見のきっかけとなることを意図しています。
映像の見どころはいくつかあります。
1. 日本固有の神秘性 - 自然の静けさや神社での行事を通じた音色の表現
2. 日本古来の感性 - わびさびや四季を感じる心の表現
3. 祭りの文化 - 神秘的な儀式の重要性を描いたストーリー
4. おもてなしの心 - 日本のサービス文化が伝える思いやり
5. 食と酒の魅力 - 世界中のワイン愛好家や日本酒の文化を紹介
6. 未知の日本の発見 - 新たな観光地を発見し、驚きを提供するような映像

今後の展望

Japan-search.jpは、今後も多くの動画やコンテンツを追加し、世界中から訪れる旅行者に向けた情報発信を行っていく計画です。特に、地図連動型サイトとしての機能も追加され、視聴者が訪問地に迷わずたどり着けるようにする予定です。また、有料会員サービスを開始し、より親密な情報提供を行うことも視野に入れています。

AMIY MORIは、映画監督として「恋極星」を手がけるなど、多才な活動を続けており、彼のプロデュースした映像は日本の美を世界に伝える重要な役割を果たしています。これらの映像を通じて、日本の文化と魅力が広まることが期待されています。