次世代電池革新
2021-10-04 09:00:04
次世代電池革新を探る:錯体化学会フロンティアセミナーの開催
次世代電池革新を探るセミナーの開催
2021年11月、錯体化学会は「次世代電池を指向する金属錯体材料の最前線」というテーマでフロンティアセミナーを開催します。このセミナーでは、各分野の専門家たちが次世代電池材料に関する非常に興味深い講演を行います。各講演者がどのような最新の研究成果を発表するのか、一言一句が期待されます。
プログラムの詳細
セミナーは、10時からスタートします。初めに、大久保將史先生(早稲田大学先進理工学部)の講演が行われ、「配位子を酸化還元する電池材料:配位子場理論と機械学習」がテーマとなります。ここでは、機械学習を活用した新しい電池材料の可能性についての展望が語られることでしょう。
次に、吉川浩史先生(関西学院大学)が「分子および分子集合体の蓄電特性と反応機構解明」について発表します。この講演では、分子レベルでのエネルギー蓄積に関連する技術や研究が掘り下げられる想定です。この分野は、電池技術の根底に関わる非常に重要な知見を提供します。
午後からは、折茂慎一先生(東北大学)が「錯体水素化物の蓄電デバイス応用-ハイドロジェノミクスの視点-」について講演します。ここでは水素を利用した新しい蓄電法についての視点が示され、実用化に向けた研究動向などが展開されるでしょう。
続いて、吉成信人先生(大阪大学)が「水和カリウム伝導を示す金属錯体結晶」について解説します。この金属錯体が持つ特異な特性が、次世代電池の発展にどう寄与するのかが注目されます。
また、荻原信宏先生(豊田中央研究所)による「新規電極材料インターカレーション金属有機構造体」、北川宏先生(京都大学)が「固体ナノプロトニクス」についての発表も予定されています。こちらも大変興味深いトピックであり、特に材料科学の革新がどのように電池技術を変革しうるかが議論されるでしょう。
参加方法
このセミナーへの参加には、事前登録が必要です。錯体化学会の会員は、法人会員8,000円、正会員5,000円、学生は1,500円で登録できます。非会員の場合、企業は20,000円、大学や官公庁は10,000円、学生は3,000円となっています。参加登録は、指定のWEBサイトに必要事項を入力し、11月30日(火)までに行う必要があります。
参加費は、12月15日(水)までに指定の口座に振込むことが求められます。振込の際には、必ず参加登録番号を記載するよう注意してください。
このセミナーは、最新の電池材料とその応用に関心のある方々にとって、非常に貴重な情報源となることでしょう。ぜひ、技術革新の最前線を知る機会を逃さないでください。
会社情報
- 会社名
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錯体化学会
- 住所
- 岡崎市明大寺町字東山5-1 分子科学研究所 特別研究部門内 錯体化学会事務局
- 電話番号
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