献血セミナーin群馬
2023-11-08 10:00:04

元アナウンサー笠井信輔さん講演会で献血の重要性を訴える!群馬県でセミナー開催

元アナウンサー笠井信輔さん、群馬で献血セミナー開催



2023年11月15日、群馬県立県民健康科学大学で、元テレビ朝日アナウンサーの笠井信輔さんによる献血セミナーが開催されました。このセミナーは、日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センターが主催し、輸血経験者である笠井さんを招いて開催されたものです。

セミナーでは、笠井さんが自身の闘病経験と輸血治療の経験を踏まえ、若い世代への献血の重要性を訴えました。少子高齢化が進む日本において、安定的な血液供給の確保が大きな課題となっている現状を説明。特に、若い世代の献血者数の減少傾向に警鐘を鳴らしました。

献血の現状:若い世代の参加が減少



近年、日本の献血者数は減少傾向にあり、特に10~30代の若年層の減少が目立ちます。2013年から2022年にかけて、全国で約31%、群馬県でも約32%もの減少が報告されています。

輸血用血液製剤の多くは高齢者の医療に使われており、その約85%が50歳以上の方々です。一方で、献血者の約60%は50歳未満と、若い世代が輸血医療を支えている現状があります。この現状を踏まえると、若年層の献血者数の減少は、将来的な血液供給に深刻な影響を与える可能性があります。

血液は人工的に作れない貴重な資源



医療技術の進歩にも関わらず、血液は人工的に作ることができません。また、長期保存も困難なため、医療機関への安定的な血液供給には、継続的な献血が不可欠です。

日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センターでは、「#いのちをつなぐ声献血推進PROJECT」を展開し、献血への理解を深める活動を行っています。今回のセミナーもその一環として、特に若い世代への献血への意識向上を目的として開催されました。

セミナーの様子



セミナーは、群馬県立県民健康科学大学の学生や関係者、群馬県在住者を対象に行われ、会場は熱気に包まれました。笠井さんは自身の経験に基づいた分かりやすい説明で、参加者たちの共感を呼びました。質疑応答の時間では、多くの質問が寄せられ、献血への関心の高さがうかがえました。

未来への提言



笠井さんはセミナーの最後に、「献血は、誰かの命を救うだけでなく、未来の日本の医療を支える活動でもあります。一人ひとりの参加が、日本の医療の未来を担う」と力強いメッセージを送りました。

このセミナーが、多くの若い世代に献血の重要性を伝え、献血への参加促進につながることが期待されます。群馬県、そして日本全体の血液供給の安定化のため、若い世代の積極的な献血への参加が求められています。

会場アクセス



セミナー会場である群馬県立県民健康科学大学へのアクセスは、上毛電鉄「片貝駅」から徒歩15分、またはJR「前橋駅」北口6番乗り場から永井バス「荻窪公園」または「小坂子」行きに乗車、「県民健康科学大学前」で下車(約15分)です。駐車場は台数に限りがあるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

会社情報

会社名
日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター
住所
東京都江東区辰巳2-1-67
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。