日本酒「narai」誕生
2022-02-08 11:39:46

日本酒「narai (ナライ)」新たな一歩を踏み出す、酒造りの取り組み

日本酒「narai (ナライ)」がついに販売開始



2022年2月10日、日本酒「narai」がいよいよ販売を開始しました。この新たな酒は長野県の奈良井宿にある杉の森酒造が手掛けており、これまでの酒造りの伝統を受け継ぎながらも、新たな試みを行っています。

スギノモリ・ブルワリーの特長



杉の森酒造は、約250㎡のマイクロブルワリーとして再生されました。かつての酒造所よりも小規模ながら、杜氏の入江将之が全工程を手作業で行うことで、丁寧かつ質の高い酒造りを実現しています。使用しているタンクは1800Lのものが4台、900Lのものが4台とコンパクトで、スペースの制約を逆に利用した生産方式が特徴です。

また、新たに設置された冷蔵室により、冬の気温を再現し、年中フレッシュな日本酒を醸造する「四季醸造」が可能になりました。これによって、旬の水と気候を生かした日本酒作りが年中行えるようになっています。

日本酒「narai」の成り立ち



「narai」は、江戸時代からの宿場町、奈良井宿に位置するこの酒蔵で誕生しました。奈良井には、かつて旅人を癒やした清らかな山水が存在し、現在でも地域の人々の営みを支えています。この水源は信濃川と木曽川の分水嶺に近く、硬度25以下の超軟水で、この柔らかな水が酒造りに最適です。

さらに、酒米には長野県安曇野産を使用。地域の農家と連携し、安曇野の美しい自然環境の中で育まれた酒米が使われています。この米は、北アルプスの雪解け水を吸って成長したもので、そのテクスチャーは日本酒としての味わいに深みを与えています。

醸造の過程とこだわり



2021年10月から本格的な醸造がスタートした「narai」は、金紋錦や山恵錦、美山錦などの長野県産の酒米を用い、様々な試行錯誤を経て製品化されました。ボトルに貼られたQRコードを通じて、消費者からのフィードバックを受け取りながら、日々改良を重ねていく姿勢が見られます。

さらに、販売開始を記念して、全品種の飲み比べができる特別セットも期間限定で登場。日本酒愛好家にとっては見逃せない機会です。

杜氏と番頭の思い



入江将之杜氏は、奈良井宿を初めて訪れたときの印象が今でも鮮明に記憶に残っています。美しい自然に囲まれ、蔵がどのように成長していくかを考えたとき、強い使命感を持ちました。また、地域の人々との出会いも大切にし、酒造りだけでなく地域の文化に触れることにも力を入れています。

一方、番頭の西川正貴は、酒造りの現場管理を担当しながら、地域の人々と協力し、多くの人に「narai」を届けるための努力を続けています。「narai」が地域に根付く存在となるため、日々奮闘している姿勢が印象的です。

購入と体験の場



「narai」は公式ウェブサイトを通じてオンラインで購入でき、また、国内の酒販店でも取り扱いがある予定です。さらに、シンガポールや台湾、香港、マカオなど海外にも展開が進んでいます。併設されている「TASTING BAR suginomori」では、搾りたての「narai」を楽しむことができるため、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

酒蔵の再生から新たなブランドの立ち上げまで、私たちの期待を超えるような日本酒「narai」をぜひ皆さんにも味わっていただきたいと思います。公式ウェブサイトでの最新情報もチェックしてみてください。

会社情報

会社名
杉の森酒造株式会社
住所
長野県塩尻市奈良井551-1
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 長野県 日本酒 塩尻市 narai 醸造

Wiki3: 長野県 日本酒 塩尻市 narai 醸造

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。