ISO20022対応の外国送金管理テンプレートとは
株式会社データ・アプリケーション(DAL)が、2025年6月30日より販売を開始する新しいテンプレートが、外国送金業務に革命をもたらすことになるでしょう。これは、エンタープライズ・データ連携プラットフォーム「ACMS Apex」のISO20022対応外国送金オプションに基づいています。特に、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行といった3メガバンクが指定する、ISO20022に準拠した外国送金依頼データの電文フォーマットへの変換を簡易化するものです。
市場の背景と課題
SWIFT(スイフト)が発表した通り、2025年11月に外国送金フォーマットはISO20022に完全移行される予定です。これにより、多くの企業は新しいフォーマットへの移行を強いられています。しかし、各銀行の異なる「条件付必須項目」や「任意項目」への適切な対応には、専門的な知識とコストがかかることが課題です。移行期が迫る中、多くの企業が技術面や時間的な制約によって困難に直面しています。
DALは、これらの課題を解決するために銀行別の変換定義テンプレートを提供し、企業の開発工数を削減することを目指しています。
変換定義テンプレートの概要
提供される変換定義テンプレートは、以下の3メガバンクの仕様に基づいています:
テンプレートのメリット
このテンプレートを使用することにより、複雑な銀行フォーマットへの変換作業が自動的に行われるため、利用者は面倒なISO20022準拠フォーマットを気にせず、各銀行の専用フォーマットに変換できるようになります。
さらに、以下のようなメリットも期待されています:
- - 工数削減:新たに変換定義を作成する必要がなくなります。
- - 技術リソースの最適化:基幹システムの改修に自社リソースを集中することができます。
- - 問い合わせ工数の削減:NTTデータのAnserDATAPORT®などとの照合にかかる時間も削減されます。
ACMS ApexとDALについて
DALは、1992年からデータ連携分野において信頼性の高い製品を提供しており、現在では3,004社以上の企業が当社のソフトウェアを利用しています。ACMS Apexは、その中心的な製品であり、企業間や部門間のデータをシームレスに接続することが可能です。
今後も、企業と個人が共に成長できるデジタルエコシステムの実現を目指し、引き続き優れた製品を提供していく予定です。
まとめと販売情報
新たに発表されたISO20022対応外国送金オプションの銀行別変換定義テンプレートは、各メガバンクの仕様に従ったものが月額2.8万円(税別)から利用可能です。これにより、外国送金業務の効率化が進むことが期待されます。このテンプレートの利用には、ACMS ApexのISO20022対応外国送金オプションが別途必要です。また、販売経路についてはDALのビジネス・パートナーを通じて行われ、詳細は公式サイトにて確認できます。
【参考リンク】
これからの金融業界において、ISO20022対応の外国送金テンプレートがもたらす変革に期待が寄せられています。