平和への願いを自転車に乗せて
2025年8月8日から9日にかけて、平和学習イベント「共生・平和長崎自転車隊/銀輪隊」が長崎に向けて開催されます。このイベントは、一般社団法人グリーンコープ共同体が毎年主催し、今年で36回目を迎える自転車とバスでのチャレンジです。目的地は、悲劇的な歴史を持つ長崎市の爆心地公園。
イベントの概要
今年は小中学生とその家族を中心に、合計75人が参加します。自転車隊は小学生以上の参加者、銀輪隊は中学生を中心としたチームで構成され、実際に自転車を使って平和のメッセージを届けることを目的としています。
銀輪隊の35人は約125kmのルートのうち約67kmを自転車で走行し、その他の参加者は近くを並走して約29kmを走ります。自転車を通じて、平和の大切さを学び、次世代がその重みを理解することが期待されています。
平和のつどい
特に重要な行事として、8月9日には爆心地公園で「平和のつどい」が行われる予定です。この時には約400人が集まり、原爆によって失われた命に思いを馳せ、黙祷やスピーチを通じて追悼します。また、その後は原爆資料館を訪れ、戦争の惨劇について学ぶ貴重な機会となります。
平和への思いを育む
今年は被爆から80年という節目を迎え、グリーンコープでは次世代を担う若者たちに向けて、過去の出来事をしっかりと見つめ直し、平和の大切さを考えさせることが重要だと認識しています。
「共生・平和長崎自転車隊」は、自転車に乗るという行為を通して、ただ単に運動をするだけでなく、歴史の重さや平和の意義を再確認する場でもあります。参加者には、平和への願いを乗せた自転車で、長崎までの旅を大切にしてほしいと思います。
スケジュールとルート
1日目(8月8日)
- - 柳川市を出発し、佐賀県を走行
- - 昼食後、バスで長崎県へ移動
- - 「日吉自然の家」に宿泊
2日目(8月9日)
- - 長崎市内を走行
- - 長崎・爆心地公園にてゴール
- - 「平和のつどい」および「原爆資料館見学」
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体は、福岡市博多区に本部を構え、16の生協で構成されています。安心・安全な食を提供することに重きを置きながら、それぞれの地域での協力関係を深めることに努めています。これは、安心して食べられるものを通じて、より良い社会を築くための一環であり、母親たちの願いから始まった取り組みです。
URL:
グリーンコープ公式サイト