新たなブランディングの指南書
2024年2月12日、irodori Branding株式会社が新刊『価値づくりの教科書 個人・小さな会社のためのブランディング』の発売を発表しました。本書は、ブランディングを通じて個人や中小企業が直面する様々なビジネス課題を解決する手法を詳しく解説しています。著者は、irodori Brandingの代表取締役である村本彩氏です。
直面する課題の数々
現代のビジネス環境には、「売り上げが伸び悩む」「新規顧客の獲得が難しい」「競合と差別化ができない」など、多くの悩みが存在します。特に、小規模企業や個人事業主にとって、競争が激化する中での生き残りが一層難しくなっています。本書では、これらの課題に対してブランディングがどのように貢献できるかをテーマにしています。
「価値」がカギ
著者は、商品やサービスが飽和状態にある中で、本当に顧客から選ばれるために必要なのは「独自の価値」であると明言します。質の高い製品を提供するだけでは足りず、顧客に対しての自分たちの「独自性」を理解し、それを伝えていくことが重要です。
特に、個人や小規模企業にとっては、顧客との距離が近いため、自分たちの「あなただけの価値」を活用することで得られる効果は計り知れません。地道にブランディングに取り組むことで、顧客との信頼関係を築き、事業を飛躍させることが可能となります。
本書の構成
本書は6つの章から構成されています。まず第1章では「ビジネスに背伸びはいらない」と題し、無理をせずに自分たちのペースで進む重要性について語られています。
続く第2章では「お客さまの隠れた本音を知る」、第3章では「市場に『聖域』を見つければ怖くない」といった内容が展開されます。これらは、顧客の真のニーズや市場での競争優位を見つけるための手法を提案するものです。
また、第4章では「WEB上の看板」を作成する方法や、第5章では「感性」に訴えるWEBマーケティングについて取り上げられており、最後の第6章では「売上で苦しまないために」という実践的なアドバイスが提供されます。
増強改訂版の魅力
本書は、2021年に発行された『「個人」「小さな会社」こそ、ブランディングで全部うまくいく』の増強改訂版です。元の内容に60ページ以上の加筆、イラストや図版の追加があり、より視覚的に理解しやすい形にアップデートされています。
著者情報
村本彩氏は、福岡県出身。九州大学経済学部を卒業後、サントリーでの経験を経て独立。約10年間で100以上の新商品開発を手がけ、具体的な戦略立案と実行力を持って中小企業の支援を行っています。彼女の経験と知識が詰まった本書は、必ずや多くのビジネスパーソンにとって役立つ一冊になるでしょう。
興味のある方は、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。