呼吸を見直し、新たなコンディショニングを提案する『呼吸プロジェクト』始動

呼吸の重要性と新たな取り組み

2025年5月9日、日本の医療業界に新たな風が吹き込まれます。この日は「呼吸の日」として定められ、アークメディカルジャパン株式会社が新組織「呼吸プロジェクト」を立ち上げることが発表されました。このプロジェクトは、呼吸をテーマとした新たな市場創造を目的としており、専門家が集結し、医科学的根拠に基づいた呼吸ケアの普及を図ります。

1. 呼吸プロジェクトの目指すもの

呼吸プロジェクトは、身体の専門家やビジネスプロフェッショナルが協力し合う新たな組織です。プロジェクトの中心には、アークメディカルジャパンの代表である坂元大海氏がいます。坂元氏は、医療、スポーツ、経営分野での豊富な経験を持ち、身体の健康に対する包括的なアプローチを提供しようと考えています。

このプロジェクトは、「痛みをとる」施術から「痛みを予防する」コンディショニング文化への進化を目指しています。そのために、「呼吸 DE 進化」というコンセプトのもと、専門的な資格制度「呼吸コンディショニングスペシャリスト powered by きほんの呼吸®︎」を設けました。

2. 呼吸コンディショニングスペシャリストとは？

「呼吸コンディショニングスペシャリスト（KCS）」は、治療院やサロンのプロフェッショナル向けの新たな資格制度です。受講者は、腰痛や肩こりなどの身体の痛みだけでなく、自律神経に影響を与えるケアとして呼吸を用いることができます。この資格を通じて、自律神経、睡眠、疲労などの問題にアプローチできるようになるのです。

KCSのプログラムでは、大貫崇氏が監修した『きほんの呼吸®︎』に基づき、呼吸の状態を評価し、変化させるノウハウを学びます。これにより、従来の施術に新たなメニューを取り入れることが可能となり、高収益化や顧客満足度向上を図ることができます。

3. 背景と呼吸ケアの必要性

最近の治療院やサロン業界では、痛みに特化した従来の施術から、予防を含むコンディショニング型への転換が必要とされています。現代人は、スマートフォンやパソコンに囲まれ、常に交感神経が優位になる状態が続いており、これが身体の不調の原因と考えられています。このような状況を解決するために、呼吸に焦点を当てたケアが求められています。

呼吸は、自律神経や睡眠、さらには心理的な部分にも深く関わっており、正しい呼吸法を学ぶことで、身体の不調を改善する可能性があります。アークメディカルジャパンは、「呼吸 DE 進化」をテーマにして、呼吸によりコンディショニングの新たな流れを作り出そうとしています。

4. 無料オンラインセミナーの開催

呼吸プロジェクトの立ち上げにともない、アークメディカルジャパンは、呼吸可視化アプリ「BREVI」を開発している東京科学大学認定ベンチャー株式会社Vitalizarと共同で、2025年5月26日に無料のオンラインセミナーを開催します。このセミナーでは、呼吸の重要性や呼吸ケアがもたらす効果について詳しく説明される予定です。

セミナー参加者は、見えない呼吸の実態や、どのように呼吸を可視化することができるかについて学ぶ機会を得ることができます。自身の呼吸を見直し、これからのケアのスタンスを進化させるために、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

5. まとめ

呼吸プロジェクトは、現代のストレス社会において、ますます重要になっている「呼吸」に注目した新たな動きです。身体の専門家たちが連携し、呼吸ケアを通じて多くの人々の健康をサポートするこの取り組みは、今後の新しいコンディショニング文化の創造に寄与することでしょう。

呼吸を整えることが、身体だけでなく人生そのものを整える力を秘めていることを再認識し、呼吸を通じた健康づくりを意識していきたいものです。