BYSN HACHIOJI ROASTERYの開設
東京都八王子市に、大きな意味を持つ新しいロースタリー型障害者雇用支援施設が誕生しました。この施設は、株式会社スタートラインによって運営され、“誰もが自分らしく生きる社会”の実現を目指します。BYSN HACHIOJI ROASTERYは、障害者のための雇用機会を提供し、約60名の障害者が新たに働くことができる環境を整えています。
新しい施設の概要
BYSN HACHIOJI ROASTERYは、2025年8月1日にオープン予定で、所在地は東京都八王子市高倉町です。最寄りの駅はJR八高線北八王子駅で、徒歩12分の距離にあります。また、約80名のスタッフが在籍することとなり、うち約60名が障害者として雇用される予定です。
BYSNの役割
BYSNは、障害者雇用支援サービスとして、特にコーヒーの焙煎業務に特化しています。ここで働く障害者は、専用のプロ仕様焙煎機を使って高品質なコーヒー豆を製造します。この豆から作られる製品は企業のオリジナルドリップパックとして販売され、イベントや展示会の記念品として利用されます。このことで、企業の認知度を向上させる効果があり、社員の満足度にも寄与しています。
BYSNでは、コーヒーマイスターなどの資格取得も支援しており、スタッフ一人ひとりのキャリアアップをサポートしています。このように、単なる就業機会の提供に留まらず、個々の成長を促進する仕組みが整っています。
業務体験会や説明会の開催
また、BYSNでは業務体験会やオンライン説明会を定期的に実施しています。これらのイベントは、就労に興味を持つ求職者にとって、貴重な体験の場となるでしょう。自分にフィットする職場を見つけたい方は、ぜひBYSNの業務体験会に参加してみてください。
株式会社スタートラインの理念
2009年に設立された株式会社スタートラインは、ABA(応用行動分析)やCBS(文脈的行動科学)、第三世代の認知行動療法に基づいて、障害者雇用支援に力を入れています。同社は「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」という企業理念のもとで、障害者の採用と定着を重視した支援を行っています。
このスタートラインは、障害者雇用支援のための様々なサービスを展開しており、本施設BYSNのようにロースタリー型の雇用支援サービスや、屋内農園型サービスIBUKIを通じて、雇用環境の改善に挑んでいます。
最後に
BYSN HACHIOJI ROASTERYの開設は、障害者が自分らしく生きるための選択肢を提供する大きな一歩です。障害者の雇用創出はもちろん、スキルアップ支援や社会参加の促進を通じて、多様な人々が共に暮らせる社会を実現することが期待されています。