高崎白衣大観音米寿記念シンポジウム開催 ― 新たな観光高崎を考える
群馬県高崎市のシンボル、高崎白衣大観音。その建立88周年を記念し、未来を見据えたシンポジウムが開催されます。
老朽化が進む高崎白衣大観音の保全と、観光都市としての高崎のさらなる発展をテーマに、専門家や地域住民が活発な議論を交わします。
シンポジウム概要
開催目的: 高崎白衣大観音の建立88周年を祝うとともに、老朽化が進む建造物の保全策と、観光資源としての活用方法を検討します。100周年を目前に控える今、未来への展望を描く重要な機会となります。
開催日時: 2024年11月27日(水)13:30~16:00
開催場所: 群馬音楽センター
参加費: 無料
参加者: 観光関係者、自治体関係者、地域事業者、一般市民など。高崎白衣大観音や文化財の保全に関心のある方であれば誰でも参加可能です。
プログラム
第一部:講演
講演者として、公益社団法人日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野朗氏を迎え、「文化財を活用した観光」について講演が行われます。丁野氏は、経済産業省 近代化産業遺産群や文化庁 日本遺産の認定・活用、地域資源を活用した産業観光など、幅広い分野で活躍する第一人者です。氏の経験に基づいた知見は、高崎白衣大観音の保全と観光戦略を考える上で貴重な示唆となります。
第二部:ディスカッション
丁野氏に加え、高崎商科大学特任教授の熊倉浩靖氏をはじめ、関係有識者や市民が参加し、パネルディスカッションを実施。高崎白衣大観音を巡る現状、課題、そして将来展望について、活発な意見交換が行われます。
高崎白衣大観音
高崎白衣大観音は、実業家・井上保三郎氏によって建立された高さ41.8メートル、重さ約6000トンの巨大な観音像です。戦没者の慰霊と高崎市の発展を願って建立されたこの観音像は、長年にわたって市民に愛され、高崎のランドマークとして親しまれてきました。
鉄筋コンクリート造のため、寿命は約100年と言われています。これまでにも大規模な修復工事が行われてきましたが、今後100年を見据えた保全対策が喫緊の課題となっています。
株式会社井ノ上
本シンポジウムは、高崎白衣大観音を建立した井上保三郎氏をルーツとする株式会社井ノ上によって開催されます。同社は、建築、土木、不動産、地域活性化事業などを展開しており、「只是一誠」の精神をモットーに、地域社会の発展に貢献しています。
今回のシンポジウムは、同社の地域貢献の一環として、高崎白衣大観音の保全と、高崎市の観光振興に大きく貢献する取り組みと言えるでしょう。
まとめ
本シンポジウムは、高崎白衣大観音の未来を考える上で非常に重要な機会となります。専門家の知見と地域住民の意見を融合させ、高崎市の観光振興に向けた新たな方向性を模索する、未来への第一歩となるでしょう。