防火講習のオンライン化による新サービスのご紹介
最近、総務省消防庁からの通知により、防火講習のオンライン化が進められており、各自治体でも対応がなされています。そんな中、株式会社プロシーズは「防火講習オンライン」という新しいサービスを立ち上げました。このサービスは、受講者が自宅や職場からインターネット経由で受講できるシステムを提供し、消防本部の事務負担の軽減を目指しています。
提供開始の背景
これまで、プロシーズは津市・福島市・横浜市・姫路市・福岡市といった5つの消防本部に対してシステム提供や講習動画制作のサポートを行ってきました。しかし、各自治体が独自に運営する形では、コストや教材の継続的な更新において課題が指摘されていました。そこで、40以上の消防本部からのフィードバックをもとに、システム、講習動画、事務作業支援を統合した「防火講習オンライン」を開発したのです。
サービスの特徴
「防火講習オンライン」には、受講者と消防本部両方へのメリットが満載です。まず、事務処理の負担が大幅に軽減され、受講受付や決済、案内メールの送信、教材の発送、修了証の発行、さらには問い合わせ対応など複雑な業務はプロシーズが担当します。このような事務作業の軽減によって、少人数の消防本部でも安心して利用できる仕組みとなっています。
また、管理者向けの機能も充実しており、受講者の情報や進捗状況を管理したり、本人確認のための顔写真チェック、修了証の再発行などがスムーズに行えるよう設計されています。
料金体系に関しても、初期費用を抑え、運用費用は原則として受講料で賄えるよう工夫されています。これにより、導入の敷居が低く、継続的な利用に繋がります。
受講者の学びやすさにも最大限配慮されています。甲種防火管理講習の対面では2日間拘束されていたところ、オンライン化により2週間の受講期間内に10時間分の講習動画を自由な時間に利用できるようになりました。これにより、仕事の都合に合わせたスケジューリングが可能となり、立入り検査後の迅速な指導にも対応できる体制が整いました。
講習教材には、アニメーションを多用した構成が採用され、従来の文字中心のスライドに比べて、受講者の集中力を持続しやすい内容になっています。各動画は10分程度にまとめられ、火災の実写映像も用いられることで、より実践的な理解が得られるでしょう。
この新たな講習動画の制作には、近代消防社や福島市消防本部の協力を得て、40以上の消防本部からの意見を反映させながら開発が進められました。また、教材更新時には各消防本部からの要望を受け入れ、内容の改善に努めています。
実際の講習体験
2025年3月には、導入を検討中の消防本部に対し、実際の講習を体験してもらう機会が提供された際、参加者からは多くの好評の声が寄せられました。特に、アニメーションを多く取り入れた講習内容や構成、顔認証機能の操作性について高い評価を得ており、講習の質の高さが伺えます。ただし中には、より使いやすい改善を希望する意見もあり、今後の発展に向けたフィードバックも大切にされています。
今後の展開
現時点では郡山市消防本部で市民向けの講習がスタートしており、今後は他の自治体でも導入が進む予定です。消防本部業務の負担軽減や市民の安全意識向上を目指し、プロシーズは引き続き消防本部との協力を強化し、より良い講習形態の提供を続けていきます。
会社情報
株式会社プロシーズは、学習効果を最大限に追求するeラーニングのプロフェッショナル企業であり、2,800社以上の導入実績と1,000,000人以上の利用者を誇ります。大阪本社と東京本部を構え、さらなるサービス改善に取り組んでいます。
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