離婚後の親子支援
2023-06-30 11:10:59
離婚後も子どもとの関係を大切にするための新しいサポートシステム
離婚後も子どもとの関係を大切にするための新しいサポートシステム
最近、離婚後の親子間の面会交流が新たな課題として注目されています。特に日本では、離婚が協議によってなされるケースが約9割に及ぶにもかかわらず、面会交流の取り決めが曖昧なことが多く、その結果、親子の関係が疎遠になるケースが懸念されています。これに対し、家族の形が多様化する中で、離婚後も親子のコミュニケーションを円滑にするための取り組みが必要です。
このたび、離婚や夫婦問題に特化したマッチングメディア「リコ活」と、面会交流を調整できるアプリ「raeru」が手を組み、親子の面会交流をスムーズに行うためのサポートを始めました。両者の協業により、離婚後の親子の関係がより良好になることを期待しています。
面会交流の現状と課題
厚生労働省が発表した『全国ひとり親世帯等調査結果』(平成28年度)によると、母子世帯での面会交流の「取り決めをしている」との回答は24.1%、父子世帯においては27.3%といった数字が示されています。これは、離婚後においても親子の関係が維持されていることを示す一方で、残りの7割以上の世帯が何らかの理由で面会交流を行っていないことを意味します。この実施率の低さは、特に離婚協議の際に面会交流について具体的な取り決めがなされない場合が多いため、親子の関係が阻害される要因となっています。
また、離婚後のトラブルや葛藤を相談できる場が少ないことも、面会交流が適切に行われない一因です。
リコ活とraeruの協業で実現すること
「リコ活」は、離婚をより良い方向へ導くことをミッションに掲げ、専門家とのマッチングサービスを提供しています。一方で「raeru」は、アプリを通じて簡単に面会交流の日時や場所を調整できる日本初のプラットフォームです。週末などの指定した日時に、感情的なメッセージを避けつつ、定型文での連絡が可能なため、スムーズにコミュニケーションが図れる点が特徴です。
両者の協力によって、面会交流がスムーズに行える結果が期待され、その結果、子どもたちの権利が守られると同時に、親たちの新しいスタートへとつながることを目指しています。
これからの展望
離婚後の親子の関係をより深めるために、「リコ活」と「raeru」は今後も連携して、多様なサービスを提供していく予定です。親たちが気軽に相談できる場や、面会交流を促進する取り組みがさらに充実していくことが期待されます。
このようなサポートを通じて、離婚後も親子の関係が深まることは、子どもたちの成長と幸せに寄与し、ひいては社会全体の福祉向上につながることでしょう。今後の展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社リライフテクノロジー
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2-2-1岸本ビルヂング6階
- 電話番号
-