文京の秋を彩る「文京菊まつり」について
文京区で毎年恒例の「文京菊まつり」が、令和6年の11月1日から23日まで、湯島天満宮の境内にて開催されます。この菊まつりは、関東の有数の菊の祭りとして知られ、多彩な菊の花を楽しむことができます。入場は無料で、毎日午前6時から日没まで、訪れる人々を迎え入れます。
菊まつりの魅力
「文京菊まつり」は、文京花の五大祭りのひとつであり、訪れる人々に秋を代表する花である菊の美しさを提供します。昨年は、「懸崖(けんがい)」や「千輪咲」などの多種多様な菊が展示され、訪れた人々に感動を与えました。今年も懸崖から垂れ下がるように整えられた菊や、一本の茎に数百輪の花を咲かせる「千輪咲」、さらには様々な菊を組み合わせた「盆庭(ぼんてい)」が登場します。特に、巴錦(ともえにしき)や江戸菊などの珍しい古典菊も展示され、菊の魅力を存分に味わえる機会です。
菊人形の展示
今年の「菊人形」のテーマは、NHK大河ドラマ「光る君へ」に基づいたもので、特に注目される展示となっています。このユニークな菊人形は都内では珍しいもので、美しい菊の花で装飾された作品が、境内を一層華やかに彩ります。
若い才能の育成
また、文京区立の湯島小学校、窪町小学校、音羽中学校の児童・生徒たちが育てた菊も展示。「菊のチャレンジコーナー」では、未来の菊栽培者となる若い才能がその成果を発表します。
さまざまな催し物
「文京菊まつり」では、菊の展示だけでなく、多くの催し物も用意されています。11月2日(土曜日)と3日(日曜日)には、文京区観光協会による観光PRや「文の京観光グッズ」の販売が行われます。さらに、中学生以下の子供たちを対象にした「クイズ&ミッション!文京花まつり探検ラリー」も開催され、家族連れにも楽しめる内容になっています。
特に、11月9日(土曜日)には、2024年パリパラリンピックで注目を集めた「ボッチャ」の体験ブースが出展され、訪れた人々に新たなスポーツを体験できる機会を提供します。11月16日(土曜日)には、地球温暖化対策や生物多様性に関する取り組みを紹介するコーナーも設けられ、教育的な側面でも楽しめる内容が盛りだくさんです。
湯島天満宮の歴史
湯島天満宮は、古くから学問の神様として知られる神社で、創建は兵庫県にまで遡るとされます。太田道灌によって再興され、江戸時代には幕府公認の富くじが行われた場所としても有名です。境内には銅製の鳥居や迷子探しの奇縁氷人石があり、歴史を感じさせるスポットとなっています。
詳細情報
「文京菊まつり」の詳細な情報や最新の催し物については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。
文京菊まつり 公式サイト
この機会に、色とりどりの菊の美しさと、文京区の秋の文化を体験してみてはいかがでしょうか。