第7回香りの大会が大阪本社で華々しく開催
2025年10月18日、大阪の地で化粧品業界の老舗、株式会社桃谷順天館が「香りの大会」を開催しました。本場の香水の聖地、フランス・グラースでの修業経験を持つ社員も参加し、社員同士で嗅覚の技術を競うこの大会は、すでに第7回を迎えました。地域に根ざした企業である桃谷順天館は、創業139年を迎えた今も「美と健康」を追求し続けています。これを受けて、同社では香料の重要性を再認識し、社員の香りに対する知識と感性を高めることを目指しています。
大会の目的は明確です。それは、社員の嗅覚を磨き、新しい商品開発に役立てること。競技当日は、辛いトレーニングを経て嗅覚を鍛えた参加者たちが、香りの微妙な違いや成分を見分ける力を競い合いました。比較試験に始まり、香水の名前を当てる試験、香料の成分を見極める試験など、様々な課題が用意され、接戦が繰り広げられました。
優勝者は「まさか自分が勝つとは思わなかった」と驚いており、さらなる技術向上と製品のアイデンティティとしての香りへの取り組みを誓いました。成績上位者たちは、香りのエキスパートとして、その知識や技術を会社の未来に活かせるように努力する所存です。
香りの化粧品が持つ役割
化粧品における香料は、そのイメージや使用感を大きく左右する重要な要素です。桃谷順天館においては、香りを重視することで、製品が市場で受け入れられるかどうかも変わってきます。今回の大会も、その背景を深く理解した上で行われました。
社内文化の醸成
この大会を契機に、桃谷順天館では香りの文化を社内外に広める活動も進めています。大阪本社では毎月異なる香りのウェルカムフレグランスを用意し、季節に合わせた香りで顧客を迎え入れるなど、顧客体験の向上にも取り組んでいます。また、会議室「パフュームレジェンド」では、特別な調香台や世界の名香を展示し、社員が日常的に香りに親しむことができる環境を整えています。
結論
これまでの139年間の歴史が蓄積した技術や経験をもとに、桃谷順天館は今後も美と健康の在り方を追求し続けていきます。香りの大会で優れた成績を収めた社員たちが、香りのエキスパートとして成長し、さらなる革新を生み出すことが期待されます。社内の取り組みにとどまらず、化粧品の世界に新しい香りを届けるための取り組みを今後も続けていくことでしょう。