AI基盤モデル開発
2025-12-22 11:02:43

女性と子供の未来を支えるAI基盤モデル開発 in 岐阜

株式会社nonat、岐阜大学との共同研究を開始



株式会社nonatは、岐阜県に拠点を置く企業で、岐阜大学医学部附属病院との共同研究を発表しました。この取り組みは、医療界の女性と子供に焦点を当てたAI基盤モデルを開発し、特に妊娠期の医療課題の解決を目指します。研究の第一弾として、AIを活用した妊娠モニタリング技術を確立し、将来的なサービス提供に結びつけることを目指しています。

この共同研究は、岐阜大学の産科婦人科の専任教授である磯部真倫氏と、医療法人セントポーリア操レディスホスピタルとも連携し、多施設での共同研究として進める予定です。これは、各施設からの豊富な臨床データと知見を統合することで、モデルの精度と汎用性を向上させるという目的に従っています。

共同研究の背景



医療現場では近年、診療の質が高まる一方で、特に産婦人科や小児科では、医療リソースの地域による偏りやケアの質のばらつきが顕著になってきています。株式会社nonatは、この問題に対処すべく、女性と子供に特化したAI基盤モデルに注力し、医療現場での意思決定をサポートし、ケアの質を向上させるための解決策を模索しています。

共同研究の目的



この研究の目的は、以下の3つに整理されます。

1. 母集団特性の拡充
女性と子供の医療に特有の臨床背景や年齢層、生活背景に基づいた多様なデータ特性を組み入れ、基盤モデルの汎用性を高めていきます。

2. 研究開発サイクルの加速
臨床研究で得られた知見を迅速に活用し、より実用的で高品質な基盤モデルの開発を推進します。

3. 多施設による検証範囲の拡大
岐阜大学病院と操レディスホスピタルの連携を通じ、複数の施設での実施により、実臨床における有効性の評価を強化していきます。

未来への展望



株式会社nonatは、今後も女性と子供のライフステージをデジタルで支える事を宣言し、その未来に貢献していく考えです。岐阜大学医学部附属病院の磯部真倫教授は、この研究が地域医療において新たなモデルケースとなり、特に地方における医療の質を向上させる重要な手段であると強調しています。さらに、AI開発を超え、医療現場、医療政策、患者の生活をつなぐ「実装型研究」としての位置づけが強調されました。

一方、株式会社nonatの代表取締役伊藤敬佑氏は、今回の共同研究が女性と子供に特化したAI基盤モデルの進展をさらに加速することに繋がると明言しています。

研究開発支援サービス「MIKAZUKI」



株式会社nonatでは、研究者向けの開発プラットフォーム「MIKAZUKI」を提供中です。このサービスは、AI研究に必要な生体データを簡単かつ高品質に取得できる特徴があります。特に心拍や呼吸、体温といったデータをリアルタイムで取得・保存する仕組みを、様々な研究テーマに合わせてカスタマイズすることが可能です。

MIKAZUKIについての詳細

会社概要



株式会社nonatは、岐阜県岐阜市に拠点を設立した新企業で、医療AI基盤モデルの開発と研究支援事業に取り組んでいます。今後の展開にご期待ください。


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会社情報

会社名
株式会社nonat
住所
岐阜県岐阜市早田栄町五丁目15番地河春ビル202
電話番号

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