LogProstyle、2025年3月期決算を発表
株式会社LogProstyle(シンボル: LGPS、本社:東京都港区)は、2025年3月期の決算を発表しました。この決算は、会社にとって重要な節目となり、特に注目されるのは、ニューヨーク証券取引所(NYSE American)への上場後初の業績報告です。代表取締役社長の野澤泰之氏は、売上高が前年比46%増、純利益が133%増加した点に触れ、成長の継続を強調しました。
年度のハイライト
2025年3月期は売上高が20,650百万円となり、前年の14,121百万円から大幅に増加しました。この成長は主に不動産事業からの寄与が大きいとされています。
- - 不動産事業は、売上高が18,819百万円で前年比52%増。
- - 182戸の販売を達成し、これも前年同時期と比べて88戸増。
- - 旅館運営事業も順調であり、売上高が1,248百万円、前年比20%アップを記録しました。客室の稼働率も74.7%と改善しましたが、平均客室単価は若干減少し、HTTPを受ける影響を現しています。
財務状況と利益
売上総利益は3,559百万円となり、前年から34%増となったものの、売上総利益率は若干低下しています。営業利益は1,342百万円で、前年比43%の成長を見せました。特に、EBITDAは1,486百万円となり45%増加しています。
純利益は753百万円となり、前年の323百万円から133%増加。これは顕著な成長を示しており、1株当たり利益(EPS)も34.76円に上昇しました。
2025年3月期は、現金および同等物の額も増加し、2,120百万円に達しました。
戦略と将来の展望
野澤氏は「ニューヨーク証券取引所への上場はさらなる発展のための大きな一歩です」と述べ、グローバル企業へ転換する意欲を見せました。さらに、持続可能な成長を支えるため、多くの支援をしてくれる社員や株主たちへの感謝を表明しました。
2025年5月には、リターンを最大化するために、1株あたり0.023米ドルの現金配当の実施を取締役会が決議しました。この配当は2025年8月5日に支払われる予定です。
LogProstyleは、2024年12月に米国ネバダ州に子会社を設立し、国際的な事業展開に向けた活動を加速しています。さらに、2025年4月にはドバイ経済観光局と覚書を交わし、中東市場への進出を図るなど、一層の拡大を目指しています。
結論
株式会社LogProstyleの今後の展開には目が離せません。企業活動の透明性と株主還元に注力し、さらなる成長を目指す姿勢には期待が高まります。この決算を基に、持続可能で革新的なライフスタイルの提供へ向けて、今後も目を向けていきたいと思います。