フクシマガリレイ、革新的なノンフロン冷媒ショーケースを発売
フクシマガリレイ株式会社(本社:大阪)の新製品が注目されています。同社は、環境保護と省エネルギーを同時に実現した『スライド扉リーチインショーケースノンフロンタイプ』を発表しました。この新しいモデルは、8つの異なる機種が揃い、2025年1月20日から販売が開始されます。各機種は、ノンフロン冷媒R1234yfを用いることで、環境への優しさを実現。従来のフロン冷媒に比べて、地球温暖化係数が大幅に低いのが特長です。
環境に優しい冷媒
今回採用されたノンフロン冷媒R1234yfは、GWP(地球温暖化係数)が1と、従来のR134a(GWP:1430)と比較しても非常に環境負荷が少なくなっています。フクシマガリレイは、サステナビリティを視野に入れたDramatic Future 2050のビジョンに掲げる「グリーン冷媒への転換」を着実に実行しています。この移行は、企業が環境問題に対しての責任を果たすための重要なステップです。
高い省エネ性能
また、今回の新機種は、冷却効率や省エネ性が向上しています。圧縮機を改良することで冷却性能が向上し、さらにLED照明を用いることで年間の消費電力量が大幅に削減されています。具体的には、現行のインバーター制御機種よりも約10%から22%、一定速制御機種よりも約51%から56.5%ダウンすることが見込まれています。これにより、運用コストの削減を実現し、店舗運営の効率を向上させることが可能です。
対象業種と販売目標
この新たなショーケースは、ホテル、レストラン、カフェなどの外食産業や、デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなど多岐にわたる小売業での利用が見込まれています。さらに、サービスエリアや道の駅などでも使用されることが期待され、年間の販売目標は5,000台に設定されています。
製品仕様
代表機種である『MSU-090GHWSRX』の具体的な仕様は以下の通りです。
- - 標準価格:791,000円(税抜)
- - 外形寸法:W900×D450×H1,900mm
- - 有効内容積:344L
- - 冷却内容積:410L
- - 冷却性能:0~10℃
- - 年間消費電力量:460kWh/年
- - 電源:単相100V
このように、フクシマガリレイが提案する新しいショーケースは、環境問題と経済性を両立させる製品として、業界内での注目が集まっています。企業のサステナビリティへの取り組みが、将来的な市場競争力にも影響を与える重要な要素であることが示されています。