視線データでマーケティングリサーチの精度向上に迫る!
ネオマーケティング株式会社とヴィアゲート株式会社は、共同でマーケティングリサーチの質向上を目指し、視線データを用いた検証を行いました。第三弾となる今回の検証では、回答精度チェック設問が、視線滞在時間という視点からも誤回答者の抽出に有効であることが明らかになりました。
検証内容:回答精度チェック設問の効果を視線データで分析
検証では、全国の20~69歳の1,000名を対象にインターネットリサーチを実施。知らないブランドを回答させる設問に、架空のブランドを複数用意し、選択肢の数(10個、15個、20個、25個)を変化させながら、視線滞在時間を計測しました。
結果:視線滞在時間は誤回答者の行動パターンを物語る
検証の結果、回答精度チェック設問で抽出された誤回答者は、正回答者よりも視線滞在時間が短いことが判明しました。 特に選択肢が多い設問では、誤回答者は下の方の選択肢を見る時間が短く、設問文を正確に読んでいない傾向が見られました。
誤回答者と正回答者の視線滞在時間比較
誤回答者は、正回答者に比べて平均1.3秒、最大で2.0秒も設問文を見る時間が短いことがわかりました。 このことから、誤回答者は設問文を十分に理解していない可能性が高いと考えられます。
回答精度チェック設問の重要性
今回の検証により、回答精度チェック設問は視線データという客観的な指標からも、誤回答者抽出に有効であることが証明されました。
今後の展望
ネオマーケティングとヴィアゲートは、今後も生体データとAI技術を組み合わせることで、マーケティングリサーチのさらなる品質向上を目指していきます。