学生と高校生が共創！飯塚市「まちなか学園祭」のデザイン実践

近畿大学と飯塚高校のコラボレーション

近畿大学産業理工学部の建築・デザイン学科に所属する学生たちが、福岡県飯塚市で開催される「まちなか学園祭」のメイン会場デザインに挑みます。この取り組みは令和6年（2024年）から始まったもので、2025年11月22日（土）に飯塚市の中心市街地で開催される予定です。

地域活性化に向けた意義深い協働

このプロジェクトは、学校法人嶋田学園飯塚高等学校とのコラボレーションによって、学生たちが地域社会に貢献することを目的としています。「まちなか学園祭」は、地域の魅力を再発見し、商店街を盛り上げるために2010年に初めて開催されました。今回の学園祭では、飯塚本町商店街と飯塚東町商店街を会場に地元の住民と一緒に楽しむイベントとして位置づけられています。

学生と高校生が共に作り上げるメイン会場

近畿大学の小池ゼミに所属する14人の3年生たちは、メイン会場の空間デザインを担当します。彼らは高校生と協力し、ワークショップを通じてアイデアを出し合い、空き店舗での展示企画や商店街の案内掲示デザイン、スタンプラリー企画、そして子供たちが自由に落書きできる「落書きモール」エリアのデザインなどを進めています。

このような高大連携は、高校生にとって大学生との距離を縮め、実践的な学びを実現する素晴らしい機会です。また、場合により高校生は自らのアイデアを実現することで、地域への関心を高めることができます。商店街への訪問者増加にも寄与すると考えられており、地域全体のイメージ向上に大きな効果が期待されています。

学生にとっての学びと成長

大学生たちにとっても、この取り組みは意義深いものとなります。地域の人々と直接関わることで、社会とデザインの関わり方を実感し、より深く理解することができるでしょう。高校生の視点を取り入れることで、斬新なアイデアが生まれる可能性も広がります。学生たちは、自分たちのデザインが地域社会にどのような影響を与えるのかを考えながら、自らの成長へとつなげることができるのです。

開催概要

「まちなか学園祭」は、2025年11月22日（土）に、飯塚本町商店街と飯塚東町商店街にて開催されます。イベントは一般の方も参加可能で、入場無料です。事前の予約は不要で、多くの人々が楽しめる内容となる予定です。訪れる人々は、地域の活気を感じるとともに、学生たちの情熱に触れることができる貴重な機会となるでしょう。

皆さんもこの地域活性化の取り組みにぜひ参加してみてください。詳細についてのお問い合わせは学校法人嶋田学園飯塚高等学校または近畿大学産業理工学部までどうぞ。