海技研、Sea Japan 2024出展
2024-03-18 14:30:01

Sea Japan 2024: 海技研が革新的技術を展示、未来の海運技術に迫る!

Sea Japan 2024: 海上技術安全研究所が最先端技術を披露



4月10日から12日にかけて東京ビッグサイトで開催される国際海事展「Sea Japan 2024」に、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所(以下、海技研)が出展します。海技研は、このイベントで自動運航技術、温室効果ガス(GHG)削減、洋上風力発電、海洋無人機システムの4つのテーマに焦点を当てた研究成果を展示し、来場者に紹介します。

展示内容:未来の海運技術を先取り



1. 自動運航・省力化技術

近年、深刻化する船員不足問題への対策として、自動化技術の導入が注目されています。海技研は、船員の負担軽減を実現する革新的な自動運航技術や陸上サポートシステムを展示。デジタル技術を活用した効率的な船舶運用を提案します。

2. GHG削減技術

2050年までに国際海運におけるGHG排出量実質ゼロを目指し、海技研は水素やバイオ燃料といった新燃料の適用に関する研究や、空気潤滑法、OCTARVIAプロジェクトフェーズ2といった先進的な技術を展示します。環境問題への積極的な取り組みが示されます。

3. 洋上風力発電

再生可能エネルギーの重要な担い手として期待される洋上風力発電。海技研は、浮体式洋上風力発電の研究開発成果や、発電施設の維持管理に不可欠なアクセス船に関する技術を紹介します。持続可能なエネルギー社会の実現に向けた取り組みが注目されます。

4. 海洋無人機システム

高度な海洋調査に欠かせない海洋無人機システム。海技研は、複数AUV(Autonomous Underwater Vehicle)の同時運用技術など、先進的な技術開発の成果を展示。海洋調査の新たな可能性を示します。

海上技術安全研究所セミナー:専門家による講演会



4月11日には、「海上技術安全研究所セミナー」が開催されます。セミナーでは、展示内容に関連した専門家による講演が行われ、最新の研究成果や技術開発の動向が詳しく解説されます。講演内容は、船舶分野の自動運航・デジタル化・省力化技術、OCTARVIAプロジェクトフェーズ2、浮体式洋上風力発電、海洋無人機システムなど多岐に渡ります。

講演者には、平田宏一特別研究主幹、辻本勝研究監、中條俊樹洋上風力発電PTプロジェクトチームリーダー、金岡秀次世代海洋無人機PTプロジェクトチームリーダーといった、それぞれの分野をリードする専門家が名を連ねます。

各研究プロジェクトへの取り組み



海技研は、自動運航船、GHG削減、洋上風力発電、次世代海洋無人機の4つのプロジェクトチームを組織し、それぞれの分野で活発な研究開発活動を展開しています。各プロジェクトチームのウェブサイトでは、より詳細な情報が公開されています。

・自動運航船PT: 安全性評価技術の確立、操船リスクシミュレータの開発
・GHG削減PT: 船体抵抗低減技術、代替燃料利用技術、GHG排出量推定
・洋上風力発電PT: 浮体式洋上風力発電のコンセプト提案、ビジネスモデル提案
・次世代海洋無人機PT: AUVを中心とした海洋無人機システムの研究開発

まとめ:未来の海運技術への貢献



Sea Japan 2024への出展を通して、海技研は日本の海運産業の発展に貢献する革新的な技術を世界に発信します。自動運航技術から環境問題対策まで、幅広い分野における研究成果は、未来の海運技術を大きく変える可能性を秘めています。

会社情報

会社名
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
住所
東京都三鷹市新川6丁目38番1
電話番号
0422-41-3013

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。