NexCultureの挑戦
2024-04-01 08:00:02

細胞培養のDX化で研究を加速!NexCultureが目指す未来

研究者の負担軽減と再生医療の普及へ - NexCultureの挑戦



阪神化成工業株式会社の新規事業として誕生したNexCultureは、細胞培養のDX化を推進し、研究者が研究に没頭できる未来を目指しています。

再生医療の研究開発において、細胞培養は重要なプロセスですが、現状ではアナログな作業が中心で、研究者の経験や技術に依存するため、培養結果のばらつきや再現性の確保が課題となっています。また、消耗資材の性能もロットによって異なり、研究者は休日出勤や残業を強いられることも少なくありません。

NexCultureは、これらの課題解決のため、細胞培養のデジタル化による効率化に取り組んでいます。沖縄県を拠点に、研究開発を進め、情報や意見交換が世界中どこからでもできる効率的な「DX細胞培養プラットフォーム」の実現を目指しています。

NexCultureが目指すDX細胞培養プラットフォーム



NexCultureのDX細胞培養プラットフォームは、細胞培養のあらゆる工程をデジタルで繋ぎ、研究の効率化と品質向上を実現します。具体的には、従来の実験結果のばらつきを解消し、手作業による残業や休日出勤を削減することで、研究者の負担を軽減します。さらに、データの整理や保管、引き継ぎを容易にすることで、研究の質を高め、研究成果の迅速化に貢献します。

AIを活用した自動培養モニタリングシステム「remocell」



NexCultureは、AIを活用した自動培養モニタリングシステム「remocell」を2024年12月に販売開始予定です。「remocell」は、既存のインキュベータに組み込むことができる低コストな装置で、AIによる画像解析技術を用いて、細胞の増殖予測や継代のタイミングを把握することができます。また、個別管理機能により、検体の取り違いやデータ整理のミスを防ぎ、デジタルラボノート機能を搭載することで、細胞培養の効率を2倍に向上させます。

未来への展望



NexCultureは、今後も「DX細胞培養プラットフォーム」の進化を続け、細胞培養のデジタル化を加速させることで、日本の再生医療の発展と普及に貢献していきます。将来的には、細胞培養に最適な試薬を見つけることができるECサイトの充実や、「レコメンドAI」による実験プロトコルの提案など、研究者の活動をサポートするさまざまなサービスを提供していく予定です。

NexCultureは、研究者が研究に集中できる環境を提供することで、再生医療の未来を拓く革新的な技術を開発し続けていきます。

会社情報

会社名
阪神化成工業株式会社
住所
富山県富山市小中163番地
電話番号
076-429-1865

関連リンク

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