ロクシタンが熊本県山都町の植樹プロジェクトに貢献する意義とは

ロクシタンジャポン株式会社が行う次なる一歩が、熊本県山都町の自然環境へと向かいました。今年、彼らは「Present Tree inくまもと山都Ⅴ」として知られる植樹プロジェクトに、1,100本の苗木を寄贈しました。この活動は、同社のCSR理念を実現する一環として、植物の多様性保護と生産者のサポートを目指しています。

植樹イベントの現場

今年で5回目となる植樹イベントには、約60名が参加しました。ロクシタンの社員や地元住民、高校生たちが協力し、この日だけで1,000本の苗木が植えられました。参加者たちは、ヤマザクラやコナラなどの地元に適した広葉樹を丁寧に植えていきました。これにより、山都町の美しい棚田や独特の生態系が守られ、地域の未来への希望が育まれていきます。

熊本県山都町は、国が認定する「自然共生サイト」に選ばれており、特別天然記念物や絶滅危惧種の生息地でもあります。ここには貴重な生物が生活を営み、彼らの未来を守るためには、このような植樹活動が欠かせません。

SDGsの実現に向けての取り組み

参加者の一人は、「土地の文化やSDGsの考え方を知ることができ、非常に有意義だった」と語りました。こうしたコミュニティの活動は、地域の人々に環境問題の重要性を伝えるだけでなく、次世代の育成にも大きな役割を果たしています。それは、ただの植樹にとどまらず、地域社会全体の意識向上に繋がるのです。

ロクシタンの約束

ロクシタンのCSR活動は、単なる企業のイメージアップに終わらない深い意味を持っています。「植物の多様性を保護」「生産者をサポート」といった理念のもと、彼らは2021年から山都町での活動を通じて、これまでに5,186本、2.07ヘクタールの植樹を実施しています。自然と人が共存できる未来を希求する中で、地域の発展にも寄与しているのです。

熊本県山都町の魅力

熊本県の山都町は、日本の有機農業の発祥地とも言われており、自給自足の精神が息づく地域です。棚田の景観は、地元の人々の手によって育まれ、今もなおその魅力が色あせることはありません。近年は、『2021SDGs未来都市』にも選ばれ、SDGsの達成に向けて先導的な取り組みが行われています。

「Present Tree」プロジェクトについて

この「Present Tree」という事業は、認定NPO法人環境リレーションズ研究所が推進するプロジェクトで、森林再生と地域振興の同時実現を目指しています。地域の豊かな生態系を育むため、地元植生の広葉樹を積極的に植えています。これにより、人々が自然と触れ合いながら、持続可能な地域づくりを進めています。