東京ウェルネスインパクトファンドとEight Labの新たな提携
最近、東京ウェルネスインパクトファンドは、ヘルスケア領域に特化した新進企業である株式会社Eight Labに対する投資を発表しました。この出資は、同ファンドが運営するインパクト起業家育成プログラム「Knot Program」の一環で行われました。Eight Labは、「ケアを誰でも手にできる」との理念の元、企業と医療系セラピストをつなぐプラットフォーム「Carefor」を運営しています。このプラットフォームは、就業者が直面する疲労の蓄積問題に対処することを目的としています。
Knot Programとは?
「Knot Program」は、ヘルスケア分野での革新的なアイデアを持つ起業家を育成することを目指す7ヶ月間のアクセラレーションプログラムです。CMV(株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ)と医療法人社団おうちの診療所が2022年から共に運営しており、毎年5~6社の有望起業家が選ばれます。このプログラムでは、参加者が500名規模のイベントにおいて自らのビジョンを発表し、実際の投資家や医療関係者とのネットワークを築く機会が用意されています。
Eight Labのサポートするサービス
Eight Labが提供する「Carefor」は、業務を通じて疲労が蓄積されたり、健康が悪化するといった問題に対処することを目的にしています。従来は活躍の場が限られていた医療系セラピストたちがその専門知識を活かし、企業内で簡単にボディケアが受けられる環境を整えています。このような施策を取り入れた企業では、従業員のヒューマンエラーが減少したという実績も報告されています。このように、Eight Labの取り組みは、現代の企業が直面する健康問題に直接アプローチしています。
出資の背景
最近、労働環境を巡る健康問題が企業活動の生産性に悪影響を及ぼすということが広く認識されるようになっています。このような問題に対して、Eight Labが開発した「Carefor」は大きな解決策となる可能性を秘めています。に加えて、代表の髙山氏はKnot Programに参加し、同プログラムを通じてインパクト投資の重要性を理解したことで、今回の出資につながりました。
未来への期待
東京ウェルネスインパクトファンドは、この投資を通じてEight Labの事業がさらに成長することを支援します。彼らの成功が、より多くの企業において持続可能な健康施策の実現につながることを期待しています。ヘルスケア産業は今後ますます重要になるでしょう。正しいサポートを受けることで、自らの健康や仕事の効率を高めるツールがどのように進化するのか、私たちも見守っていきます。企業と医療の橋渡しを行うEight Labの挑戦から目が離せません。
東京ウェルネスインパクトファンドについて
本ファンド及びKnot Programの詳細は2025年5月発行の「東京ウェルネスインパクトファンド2024インパクトレポート」でご確認いただけます。同報告書は、これまでの活動を振り返る貴重な資料となるでしょう。また、八ヶ岳での新しい取り組みについても今後の進展に注目が集まります。
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